クリソコラの上位版ともいえる
ジェムシリカのルースです。
見たこともない鮮やかなブルーのコンビネーションが
石英の上で踊ります。
こちらはアメリカはアリゾナ州で
発掘と研磨をされている職人さんから
直接仕入れたものです。
60カラットのビッグサイズを
個性的なカットでデザインしています。
一般的に流通しているルースは
決まりきった形が多いのですが
デザイナーさんの手によるハンドクラフトの作品は
こちらのように石のエネルギーに合わせて
石の一番よい部分を引き出す形にカットされています。
レアストーンのジェムシリカの中でも
さらに珍しいアリゾナ・ブルーファイヤー。
ポイントは染み込んでいる石英の多さです。
ジェムシリカよりも石英が多いのでとても固く硬度も高いです。
完璧に研磨されており宝石質の固さと輝きを持ちます。
コレクションに最適な大きさとクオリティ。
コレクターズアイテムです。
夏至の翌日はまるで新しい一年の始まり。
このタイミングで現れたこちらの石は
まるで新しい時代、新しい地球の幕開けを
記念しているかのようです。
鉱物名___Gem slica -Azurite, Chrysocolla, Tenorite & Quartz
サイズ___39.6X24.3X7.1mm
重さ____61cts./12.2g
石の処理__ナチュラル
原産地___南アリゾナ(アメリカ)
セラーさんの解説:この素晴らしいカボションは私たちがアリゾナ・ブルーファイヤーと呼ぶ鉱物の欠片からカットされたものです。去年南アリゾナの発掘現場でこの鉱物を発見しました。この鉱物に見られる鮮やかな色から、私たちはこの石の作品を「アリゾナ・ブルーファイヤー」と名付けました。この石の成分は、アズライト、クリソコラ、テノライト(黒銅鉱)がクリアクォーツ(石英)に包まれたものです。石の半分は濃いロイヤルブルーのアズライトが広がり、鮮やかなブルークリソコラがその周囲を弾けるように覆っています。斑点のように黒くあるのはテノライトです。
研磨は、石のデザインに合わせてフリーフォームにカットしてあります。石の下の方をあえてシャープにカットし、ルース周辺をなだらかに下降するよう研磨したことで、真っ平らではなく丸みを帯びた形にしてあります。
クリソコラは心身のヒーリングに適しており、マイナスな感情を取り除き、調和を促すことを助けると言われています。アズライトはストレスや混乱から解放するのを助けます。意識下に残っている思考や優柔不断、不安を和らげます。テノライトは他人との協調を促し人間関係の改善をもたらします。
アリゾナ・ブルーファイヤーは、厳密にはジェムシリカとは異なります。ジェムシリカの青色は銅成分によるもので、通常半透明です。アリゾナ・ブルーファイヤーは、主にアズライト、クリソコラ、キュープライト(赤銅鉱) 、テノライトに石英が染み込んた鉱物です。
ジェムシリカはクリソコラやマラカイトに珪酸(シリカ)成分であるカルセドニーやクォーツが染み込んで強度が硬化されたものをいいます。カルセドニーが染み込んでいるものはクリアでアゲート質になります。クォーツ化したものはより硬度が高くなります。
それぞれ「クリソコラ・カルセドニー」「クリソコラ・クォーツ」などとも呼ばれ、ジェムシリカはそれらの総称です。ジェムシリカはクリソコラの宝石質とも言えます。
ジェムシリカはアリゾナやペルーなど現在のところアメリカ大陸でしか採取されていない希少石です。類似した天然石に同成分の複合石であるクォンタムクアトロシリカがあります。こちらのアリゾナブルーファイヤーも、クォンタムクアトロシリカのようにジェムシリカから派生した鉱物だと思います。石の定義や解釈は発掘現場と流通市場によって異なることもあります。
これらの石はまだ新しく発見された鉱物なので、これからの時代の新しい役割や使命を担っているように思います。従ってそれがどのような役割なのかはこれから明らかになっていくことで、まだ未知の可能性を秘めている石です。この石の成分や石の定義が複雑なように、その役割や効能も多岐にわたりまだ解き明かされていないように思います。これからこの石の持ち主となる人の人生によって体現され検証されて行くのでしょう。
これまでターコイズが担っていた古い時代の役割がクリソコラに遷移していると言われており、その中でもジェムシリカは新しい地球の未来を率先して牽引している印象があります。そのような役割を担う魂のグループに求められ届けられて行くようです。