大きなルースのソノラサンライズ。
5cm以上ありますが薄く平べったい石です。
目が覚めるような鮮やかなエメラルドグリーンと
情熱的な真っ赤な血のような赤
メキシコのソノラで採れるソノラサンライズ。
日の出や夕焼けの真っ赤な太陽が
緑色の草原を照らしているように見えることから名づけられました。
朱色の成分はキュープライト
グリーンはクリソコラです。
対照的な二つのカラーが混じり合ったものは非常に少なくなっており
特にグリーンのクリソコラが
きれいに入っている物を見つけるのは至難の業です。
またキュープライトの赤が鈍い物が多いのですが
両方の成分が色鮮やかな物を選びました。
表面も裏面もきれいにカットされ研磨されています。
3mm程の厚さしかないので取扱いには注意したいところです。
鉱物名___Sonora Sunrise, Chrysocolla & Cuprite(赤銅鉱)
サイズ___54X32X03mm
重さ____55.4cts./11g
石の処理__天然無加工
原産地___メキシコ
メキシコ北部のソノラで発掘されるソノラサンライズ。緑色の部分はクリソコラで赤い部分はキュープライトです。どちらも銅鉱床から産出される鉱物ですが、まったく対照的な色を伴って現れるのが不思議です。キュープライトやクリソコラは世界各地で発掘されますが、キュープライトとクリソコラが共に産出するのがソノラサンライズの特徴。
近年キュープライトだけまたクリソコラオンリーのソノラサンライズがほとんどで、朱色のキュープライトとエメラルドグリーンのクリソコラが鮮やかに混じったものはあまり見かけません。またどちらの成分も色鮮やかに発色しているのは大変貴重で、希少石となりつつあるようです。
赤いキュープライトには血液増強やデトックス作用が、グリーンのクリソコラには筋肉増強作用があると言われています。
まるで赤い龍が大海原を渡っているような、海底にうごめくマグマのような力強さを感じます。メキシコを産地とするのも納得で、ラテンの情熱的なエネルギーと活発で明るいパワーを感じます。
クリソコラもキュープライトも銅成分を含みますが、赤と緑のソノラサンライズ自体が血液そのものに見えてしまいます。メキシコのカリブ海の青い海と赤い大地を合わせたようなソノラサンライズ。近年日本の夏も熱帯や赤道直下と負けないくらい暑くなっていますので、こんな暑い国の石のエネルギーと相通じるものがあるかもしれません。
デトックス効果があるようですが、新陳代謝を活発にし持ち主を行動的にする力がありそうです。強い日差しを浴びせる真夏の太陽の下でも恐れずに出て行くパワーを与えてくれるでしょう。