白い色をしていますがブラックライトに当てると
ピンクに輝き出すピンクカルサイトです。
ブラックライトを当てると全体的にピンク色になりますが
特に中央の羽根の形をした部分と
サイドの二か所がピンク色に蛍光します。
同じようにブラックライトを当てると
真っ青になるブルーアンバーとは対照的です。
カルサイトに微量のマンガンが含まれるため
ピンク色になります。
裏側のシルバーのヘマタイトも
ブラックスワンの羽根のようにゴージャスできらびやか。
やさしいピンク色のカルサイトとのコントラストが魅力です。
パイライトの付着も見られます。
鉱物名____Calcite(方解石), Crystal(水晶),Hematite(赤鉄鉱),Pyrite(黄鉄鉱)
サイズ____60×40×28mm
重さ_____71.3g
原産地____中国
※特定記録郵便(300円)
菱形の壁開性を持つカルサイト。薄い花びらのような結晶が何枚も重なって現れます。カルサイトは石英(クォーツ)と共に最もポピュラーな鉱物の一つで、鉄分が入ると金色やオレンジに、マンガンが入るとピンク色になります。同じくマンガンでピンク色になる菱マンガン鉱(ロードクロサイト)とピンクカルサイトは近い関係の鉱物でもあります。
カルサイトのカルはカルシウムや石灰を意味しますので、水に強くありません。また、カルサイトが粒状になった集合体は大理石(マーブル)になります。
体内の毒素の排出やカルシウムの吸収作用を助けると言われ、繁栄や成功、希望を表すとみなされています。
カルサイトは情緒の安定をもたらす石で、ピンク色のカルサイトは特に愛情面で力を発揮するようです。
いくつもの要素が入ったピンクカルサイトのクラスター結晶。主役のカルサイトを喰うほどにヘマタイトやパイライトの鉄鉱石がギラギラと輝き存在感溢れます。ホワイトとシルバーの対比が美しいメタリックな鉱物標本。まるで天使の羽のように重なり合うカルサイトの繊細な結晶が、ブラックライトで鮮やかなピンク色に輝き出すのは幻想的です。群生している水晶の結晶も細かくミニチュアのように精巧で、見ていて飽きないミネラル標本です。