闇のように濃い影と太陽のように明るいオレンジ色が隣り合わせの
虹色のラブラドライトです。
青や黄色、オレンジやピンク。
絵の具のパレットのようににぎやかな色彩を見せるシラーは
宇宙の闇のような濃い影に包まれて
宝石のような気品と輝きに満ちています。
広大な宇宙の星雲のような、暗い闇の中でひっそりとしかし強烈に
七色のシラーが角度によって様々な表情を見せます。
こちらはオレンジとブルーが混ざり合って
藤色のような薄いピンクのシラーが見えます。
石の半透明な部分は明るいためシラーが見えやすく
黒い部分とのコントラストが独特の存在感を醸し出しています。
ラブラドライトの潤いを十分に保ち照り輝いています。
トップサイドが少し薄くなっています。
鉱物名___Labradorite
サイズ___256X16X07mm
重さ____21.4cts./4.3g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
ラブラドライトの光は、銀河系の他の惑星から放たれた波動と共鳴していると言われています。ラブラドライトを持つと直感や洞察力が冴えるのはそのためかもしれません。
やさしい波動を放つ長石(フェルドスパー Feldspar)の一種で、一定の方向にぱっくりと割れる劈開性を持ちます。その劈開面に沿って鮮やかな光を放つラブラドレッセンスが現れます。
月や太陽を象徴し、この石の波動は宇宙からのメッセージだと言われています。歴史的になぜか民衆や集団の大きな集合意識の変化に呼応する特徴があります。
最初に発見されたのは北米のラブラドール地方。もともと寒い国の石なのです。現代ではアフリカの東にあるマダガスカル島で多く産出されています。太陽の光が少ない極めて寒い地域と、たくさんの光が降り注ぐ極めて暑い地域に顔を出すラブラドライトは、そのまま光と影を象徴しているように思います。
冬の寒さが開け、春が訪れると新年とは別のもう一つの始まりの季節がやって来ます。一つのサイクルが終わろうとしている時は、もう一つのサイクルが始まろうとしています。ラブラドライトは始まりの石。そのような時に気になる、現れる石。動き出す時の波打つエネルギーに呼応するかのようにラブラドライトの光は揺らめき輝きます。ラブラドライト自体も光の方へ傾けることによって輝く石。光を求め動く石でもあるのですね。自らが動くことで光を受け、輝かしい面を顕わ(あらわ)にする。だからこそ新しい始まりを迎える人と同調するのかもしれません。
明るいオレンジ色のラブラドライトは、太陽と月の石と言われるラブラドライトをよく表しているように思います。まるで月のように光を受けなければ輝くことはなく、また光を受けると太陽のように明るいオレンジ色と太陽光線のような七色の虹色を見せる神秘的な謎に包まれた石ではないでしょうか。