様々なインクルージョンが入ったスーパーセブン。
アメジストにカコクセナイトを始め様々なインクルが入っています。
アメジスト、カコクセナイト、ゲーサイト、レピドクロサイト、クォーツは
目視で確認できます。
少し曇っているのでスモーキークォーツも入っているようです。
ルチルがあれば完璧ですね。
入っているかもしれませんがいつも確認できません。
厳密に言えばスーパーセブンはもう幻の石で
流通名としてお考え頂ければと思います。
こちらは産地が確認出来ず、インド産の可能性もあります。
スーパーセブンにしては大きなサイズかもしれません。
スモーキーかかったアメジストの中に
たくさんのインクルが入った様は壮観で
アメジストの上位版と言った感じです。
滑らかに研磨されカットされています。
鉱物名____Super 7(スーパーセブン・セイクリッドセブン)/Amethyst, Cacoxenite
サイズ____35X21X04mm
重さ_____26cts./5.2g
石の処理___天然無処理
スーパーセブンは、Clear Quartz(水晶), Amethyst(アメジスト), Smokey Quartz(スモーキークォーツ), Rutile(ルチル), Cacoxenite(カコクセナイト), Geothite(ゲーサイト), Lepidocrocite(レピドクロサイト)の七つの成分から成る鉱物で、アメリカのメロディ女史という方が1995年にブラジルの鉱山でその価値を発見した石です。厳密にはその鉱山で発掘された七つの成分を含む鉱物を指しますが、他の産地や7つ全部の成分を含まない天然石も「スーパーセブン」の流通名で高価格で取引されています。
セイクリッド・ストーン(神聖な石)やメロディストーンとアメリカで呼ばれるほどポピュラーな石で、それだけ人気が高いのは透明なクォーツの中にそれぞれのインクルージョンが美しく入っている独特のビジュアルや、石のエネルギーによるものでしょう。浄化が必要ないほど強力な浄化力を持つと言われています。新しい地球、ニューエイジに向けてメッセージ性を持つ石として特別な人気があるようです。
発見者によってスーパーセブンと命名され、産地を限定されたことから様々な誤解を呼んでしまっているかわいそうな石だなと思います。素晴らしい石なのに産地が違っていたり、インクルが七つ全部揃っていないからといってスーパーセブンというパワフルなネーミングを名乗ることを許されないのはもったいないと思います。鉱物の新発見の後新たな産地が見つかるのはよくあることですし、それは人々の意識がその鉱物にフォーカスすることで別の産地が見出されるとも言えます。この石は明らかにアメジストと違うエネルギーで、ただアメジストにインクルが入った平凡な石でもありません。
アメジスト+スモーキークォーツに、カコクセナイトやレピドクロサイト、ゲーサイトが入っているものは産地が違えどスーパーセブンとほぼ同じ構成で、その名にふさわしいスピリチュアルな石だと思います。クリソコラの上位版にジェムシリカがありますが、スーパーセブンは様々なインクルやスモーキークォーツとの調和によって、石のスピリチュアルなステージをいくつも上がった感じがします。この石の人気もこの石の実力だと思いますし、何も感じなければこれほど人々に支持されることもありません。
インクルージョンが多く、スモーキークォーツまで入っていると通常は暗く濁った石になると思いますが、スーパーセブンは七つも異なる成分が混入しているのにそれぞれが混ざり合うことなく独立し、輝きを失わないどころかより強い存在感を放っています。これはクォーツの中でそれぞれが互いに浸食することなく共鳴し響き合っているからでしょう。スーパーセブンがアメジストやエレスチャルと一味も二味も違う魅力に溢れているのは各々の個性が存分に発揮されながら一つの石の中で仲良く共存しオーケストラのように素晴らしい音色を奏でているからかもしれません。