鮮やかな紫色が広がったパープライトのルースです。
母岩の抹茶色とのコントラストがとても和風な大人っぽいルース。
ドロップ型にカットされ花束のような広がりを見せます。
シックですが強い存在感のある色あいです。
秋冬にぴったりなカラー。
紫オンリーよりも紫の鮮やかさがよくわかる一品です。
滑らかに研磨されカットされています。
鉱物名____Purplite(紫石、紫鉱)
サイズ____34X25X6mm
重さ_____32.5cts./6.5g
石の処理___天然無処理
和名では紫石、紫鉱と呼ばれるパープライト。和名も英名も紫の名前がつく石ですね。スティヒタイトによく似ており、スティヒタイトとしても流通していますが、サーペンティンと一緒に入ったアトランティサイトのスティヒタイトはより鮮やかなスギライトのような紫。こちらはもう少し明るい紫です。
主な産地はナミビアで、マンガンの赤紫に由来します。古臭い権威や支配に立ち向かう勇気を奮い立たせると言われています。また打撲による内出血の手当てに用いられた歴史があるそうです。
気品のある紫色は青色に次いで人気のある石の色かもしれません。紫は青よりも深い心の部分に作用すると思います。青色のフレッシュなさわやかさから、成熟した落ち着きを持つ色。古くから高貴な色と崇められ、高い位の人が身に着けることを許されて来ました。直感を冴え冴える色が青なら、霊性を目覚めさせる色が紫なのかもしれません。
パープライトは紫色そのものの石。紫色は心を落ち着かせ物事の本質を見る冷静さを教えてくれます。また紫色は内に沈むことで深くなる孤独を表す色でもあります。