砂漠のバラのピンクバージョンといった感じの
ピンクバライト・ガレーナです。
ピンク色の花弁のような結晶がバライトで
母岩のメタリックなグレーの石がガレーナです。
サーモンピンクのバライトが美しく
メタリックなガレーナとのコントラストも魅力です。
キラキラと光る小さなセルサイトがガレーナの近くに見えます。
鉱物名____Barite/Baryte(重晶石) Galena(方鉛鉱)
サイズ____37×33×28mm
重さ_____61.7g
原産地____モロッコ(東京ミネラルショー2016)
※レターパックプラス(510円)
バライト(重晶石)はバリウムのことで、細かい平らな板状の結晶が重なっているのが特徴です。砂漠のバラと呼ばれるデザートローズと同じグループ(デザートローズには石膏で出来たものと重晶石で出来たものがあります)。バライトのグループは他にセレスタイト(天青石)とエンジェルサイト(硫酸鉛鉱)があり、変種として北投石があります。
Bariteはギリシャ語で「重い」を意味するbarysに由来し、この鉱物の比重が重いことから名付けられました。黄色、白、青、茶色など様々な色があります。花弁のような板状の結晶が花や羽根に見える鉱物。アメリカやモロッコで産出します。産業用ではバリウムとして利用されます。日本でも秋田や北海道で産出しました。
ガレーナ(方鉛鉱)はフローライトやカルサイト、パイライトと共に産出される鉛の中でもほとんど唯一の鉱石で、熱い水が地殻の表面まで上昇する熱水鉱脈で生成されます。パイライトのようにキューブ状のものもあります。
砂漠のバラと呼ばれるデザートローズと同じ仲間のバライト。こちらのバライトもバラのような花を咲かせています。ピンク色をしているのでよりお花のように見えます。まるで花束みたいですね。重晶石という名前の通り、大きさのわりにとても重い石だと思います。