オハイオ・フリントと呼ばれるオハイオ州東部で産出される
原産地限定の天然石になります。
フリントとは石器時代に石器に用いられた石のことで
通常は岩石の色をしていますが
オハイオ・フリントはとてもカラフルな石が採れることで
オハイオ・フリントとして特産品になっております。
硬い割には加工もしやすく、またジャスパーのような
エネルギッシュで鮮やかなピンクや赤色の石が
見ていて楽しく広く愛されている所以でもあります。
どこか原始人の壁画のようなクリエイティブなエネルギーを感じさせる
プリミティブな石。
全体的にツルツルにカットされ研磨されているのは
石の持つ強度のおかげでしょう。
鉱物名____OHIO FLINT(火打石)
サイズ____35×19x5mm
重さ_____24.5cts./4.9g
石の処理___天然無処理
原産地____Flint Ridge, オハイオ州(アメリカ)
フリントストーンは、石器時代の石器に使われた石のことで、オハイオ・フリントもその石の一種に当たります。同名のアニメ映画が昔ありましたのでご存知の方もいるでしょう。
石器に使われるほどなので、硬く強靭ですが加工もしやすい岩石になります。石英を含むため、1000度以上の高温で熱するとクリストバライトという美しい結晶を生みます。
アメリカのオハイオ州やミシガン州など五大湖周辺の北部にフリントの産地があり、その中でもオハイオ・フリントは”Flint Ridge”と呼ばれる有名な産地があり、カラフルなフリントが採れることで有名です。古くからネイティブアメリカンによって発見され矢じりなどに加工された歴史があります。
ジャスパーのように明るく楽しいエネルギーに満ち溢れているオハイオ・フリント。カラフルなピンク色にうねるような模様に魅かれて購入致しました。表面もきれいに磨きあがり、石同士を重ねるとカチカチと音が響くのも火打石だからでしょうか?とても元気がよく火を生むことが出来る火打石は、この石がとてもパワフルな石であることを教えてくれます。
石の白い部分は石英化しており、中で少しアゲート化した結晶が見えます。あまり日本ではお目にかかる機会のないローカルな石です。海外にはまだまだいろんな石があるのだなと思います。