国内のガーネットの産地で有名な奈良県天川村のレインボーガーネットです。
ガーネットの六面体の結晶の名残りが残る四角い面々
レインボーガーネットなので、黄色や青の虹色カラーの輝きを見せます。
鉱物的にはアンドラダイト。
灰鉄柘榴石だそうです。
和名の通り、カルシウム(灰)と鉄を多く含むガーネットだとか。
こちらは結晶面が大きくきれいに残っており、結晶角も鋭く辺もシャープです。
虹色を帯びたゴールドのような輝きに力強さがあるのは、ガーネットならではでしょう。
鉄分や灰を多く含むため、乾いた感じのガーネットですが、鉄筋のようなたくましさです。
結晶面がシャープなため、キラキラと輝きが強い一品です。
また結晶面の反対側には六角形の中心に対して鋭利なバーコードが階段状に現れています。
鉱物名___Rainbow Garnet/Andradite(灰鉄柘榴石・アンドラダイト)
サイズ___15×11×10mm
重さ____12.5cts./2.5g
原産地___奈良県吉野郡天川村行者還岳(東京ミネラルショー2017)
アンドラダイト、レインボーガーネットとも呼ばれる灰鉄柘榴石は、カルシウムや鉄分を多く含むガーネットで、国内では奈良県天川村が産地として有名です。ルビーのような赤い石が多いガーネットですが、ガーネットの中でも黄色がかった色味を持ち、整ったキューブ状の結晶と虹色のシラーを見せることから、鉱物の結晶が面白い石でもあります。
「天然のカット宝石」と呼ばれるほど多くの結晶面を持ち、十二面体や二十四面体など、幾重にも重なった結晶面を持つ鉱物です。また柘榴石と呼ばれるように、柘榴の実のような小さな粒が詰まった塊で産出されます。ガーネットは一月の誕生石でもあります。
アンドラダイトが気になっていたら、国産のレインボーガーネットと出会い、後からアンドラダイトと知ったのでした。アンドラダイトの土気色した黄色っぽい茶色がどこかの土壌のようで力強さを感じていました。その上虹色に輝くのですから、お得感満載です^^アンドラダイトのアーシーな雰囲気はアフリカの土やアフリカ系民族のイメージを思い出します。土着でトラディショナルな力強さに溢れた石で、グラウンディングに最適でしょう。
グラウンディングと一言で言っても様々で、アンドラダイトの個人的な効果として土が様々なものを育み生き物の死も包み込むように、内面の豊かさを、(土の)温かさを気づかせてくれるようなグラウンディングです。ガーネットは一月の誕生石で、土の星座でもある山羊座の季節ですが(とっくに過ぎてしまいましたが)、アンドラダイトに限ってイメージ的には牡牛座に近い気もします。色彩感覚に優れた牡牛座とレインボーの輝きを持つアンドラダイトは相性ぴったりかもしれません。