レピドライトとスポデューメンの混合鉱物のルースです。
アメリカのメイン州で産出されるそうです。
こちらはレピドライト・シトリンとして入荷しましたが、私の判断でスポデューメンとさせて頂きました。
ご購入をお考えの方は
ブログ記事をご参考に^^
紫が濃くあずき色をしていますが、光にかざすと透過します。
レピドライトは透過しないので、混合成分の効果でしょう。
スポデューメンのガラス質のおかげでしょうか。
鱗のような結晶がよくわかります。
こちらのルースはカッチカチで硬度も高いと思います。
切断面は鋭利な刃物のようにシャープ。
レピドライトオンリーだとここまで強靭にはなりません。
混合鉱物のおかげでパワーアップしたレピドライトという感じ。
鋼のような強さを兼ね備えたパワフルなルースです。
鉱物名___Lepidorite(リチア雲母),Spodumene(リチア輝石)
サイズ___34X23×7mm
重さ____50ct./10g
石の処理__非加熱
原産地___オックスフォード郡、メイン州(アメリカ)
雲母の一種で、花崗岩などと一緒に産出されます。含有するリチウムによって、ピンクや紫、白や灰色の石があります。原石は板状に薄く剥離するのが特徴です。レピドライトのルースも、カイヤナイトなどと同じ一定の方向にヒビが入りやすい劈開性がある石の一つです。
古来より「変革の石」と呼ばれ、そのような時期に身に着けていると大きな抵抗もなくすんなりと変わることができると言われています。心臓に作用し、筋肉の増強や安眠をもたらすとされています。
レピドライトの石の言い伝えは中々強いものがあり、自分自身を刷新する時に欲しくなる石のようです。年初めはまさにそのタイミングでもあり、誰でも新しい一年に対して心を入れ替えたり抱負を持つことにふさわしい時期だと思います。レピドライトはそのような時に自然と欲しくなる、現れる石かもしれません。この石は心臓や筋肉に作用すると言い伝えられている通り、心身からやる気を起こさせるようなパワーを秘めているのかもしれません。
原産地のアメリカのメイン州にはレピドライトの産地があり、スポデューメンが共生して産出されるそうです。あまり見ないレピドライトの共生鉱物なのはアメリカだからでしょうか?スポデューメンの一種であるクンツァイトも元々アメリカで発見された比較的新しい石。同じリチア鉱物として共生は珍しくないのかもしれませんが、レピドライトオンリーで流通していることがほとんどですね。
スポデューメンの硬度でパワーアップしたレピドライト。キラキラと光る表面には虹も見られ。こちらはコフィン(棺)カットを思わせる不思議な形。コフィンカットは霊魂の世界への入り口としてキリスト教圏で流通しているカットフォームです。