鮮やかなブルーが原始地球を思わせるアズライトクリソコラ
海底を覗いているような気分になります。
美しいターコイズブルーの共演
銅鉱床で採れるアズライトとクリソコラ。
銅が色に深みを与えているように思います。
こちらは石英が混入したシリカ成分がはっきりと見えます。
透明度はないですが、石英が染み込むと硬度が増しますので補強なしに研磨が可能です。
クオリティがグッと上がります。
もじゃもじゃとしたクリソコラが有機的に見える不思議
波のようにぐるぐると渦を巻くエネルギーを感じます。
癒しのブルーだけでなくクリソコラにたくましさ
力強さがあるのは、マグネットのような銅成分のせいかもしれません。
銅成分の多いクリソコラは大きさの割に重くなります。
鉱物名___Azurite Chrysocolla(珪孔雀石)
サイズ___36X26X4mm
重さ____44.3cts/8.8g
石の処理__非加熱
原産地___アフリカ
クリソコラは銅鉱床にマラカイトなどの他の鉱物を伴って産出される混合鉱物です。硬度が低いため、ターコイズのような強化処理が施されますが、クォーツが入ったものはその必要がないため、品質のグレードがアップします。特に宝石質の美しさを持つものはジェムシリカと呼ばれ高く評価されています。
クリソコラの名前の由来は、ギリシャ語で「金を繋ぐ石」という意味です。その名の通り、繁栄、幸運、仕事の成功を象徴する石とも言われます。これまでターコイズが担っていた役割の一部が、クリソコラに移って来ているとも言われています。
石によってはターコイズよりもとても青く蛍光色のようなクリソコラのブルー。澄んだ海のようなブルーは、私たちの意識を開放しリラックスさせる色で、あるがままを受け入れることを思い出させてくれます。
日々の生活や人間が作り出した社会という囲いの中に囚われがちな私たちの意識を、より広大で確かな地球意識へと導き同調させてくれる石だと思います。それは失われた直感や幸福感、生まれながらにして持っていた動物的な感覚を取り戻させてくれるものです。原始地球のような生物がまだ居ない時代、地球が創造された時代のような様相のアズライトクリソコラは、原初の地球のような石。その石と繋がることで自分も丸ごと自分の本質へと立ち返らせてくれるような感覚に連れて行ってくれます。
ジェムシリカとの違いをよく質問されますが、ジェムシリカはペルーやアメリカのアリゾナ州で産出され、宝石質の透明度を持ちます。これはクォーツがクリソコラの成分に完全に染み込んでいるために透明感が生まれます。クォーツが入ったクリソコラはその他の地域でも産出されますが、クリソコラと共生していますが浸透していないため透明度はなくジェムクオリティでもないため天然石グレードになります。ただクォーツが入ると強度が増すため、通常クリソコラやアズライトに施される強化処理の加工が必要なく、石本来の質感が保たれるのでグレードも高くなります。