ブラッドストーンの赤と蛍光色のイエローがとっても華やかで和風なルース。
苔のような緑に、紅葉のような赤や黄色
ワビサビと言われがちな日本の伝統ですが、着物など派手派手しい文化もあり
そんな日本の絢爛豪華な色彩感覚を想起させる石です。
和風というのは仏教的な色のことなのかもしれません。
インド産もあるブラッドストーンは、インドの人にも愛されているように思います。
神秘的な緑色を持ちながら、深い情熱を秘めたような。
ブラッドストーンには奥深い魅力があります。
ブラッドストーンは碧玉と言われるジャスパーの一種です。
和名も血石と呼ばれ、血液と縁がある石。
とてもパワフルな力を内に秘めた石。
精神面だけでなく身体的なエネルギーも補足してくれそうな力を秘めています。
ブラッドストーンは3月の石。
植物が目を覚ましこれからぐんぐんと枝葉を伸ばす季節は雪解けのようにエネルギーがほとばしります。
緑色は植物にとって血液のようなものであり、赤色は動物の血の色。
この石が血石と呼ばれる所以です。
気力に自信がなかったり、季節の変わり目に弱い方に頼もしい味方になってくれるでしょう。
滑らかに研磨されています。
鏡面磨きのように研磨が美しいのも魅力です。
Bloodstone(血石)
31×23x5mm
28.7cts./5.7g
インド(製造国)
和名で「血石」と呼ばれ、洋名そのままな石のブラッドストーン。ジャスパー(碧玉)の一種で、緑石に赤い斑点が入った物がブラッドストーンです。古くはゴルゴタの丘に磔になったイエスから流れた血が染み込んだ石という言い伝えがあるほど、「血液」のイメージが強い石です。
古くから止血剤として利用され、出血を防ぎ雑菌を防ぐ力があると信じられていました。戦場に赴く兵士の御守りにもなっていました。
主な原産地にインドとオーストラリアがあります。
ブラッドストーンはまるで血のような赤い斑点が表れている石で、そのため血液に関する伝承や由来が多い石でもあります。また緑色は心臓のチャクラを象徴する色でもあり、ブラッドストーンの緑と赤は血を強く連想させるのかもしれません。赤十字だけでなくミドリ十字もあるように「赤と緑」の組み合わせは血を象徴するようです。
東洋医学には「気血」という考え方があり、体内を巡るエネルギーは「気」と「血」を分けて考えます。ブラッドストーンは「血石」なので補血にぴったりの石ですが、ブラッドストーンにはどうも血だけではなく気も補充する力があるように見えます。
お酒の中に健康を目的とした養命酒があるように、私はブラッドストーンは「養生石」だと思っています。貧血気味の人や体力のない人など、肺や心臓の働きが弱い人が持つと特にいいと思います。血液の流れをよくし気の充足がもたらされるでしょう。そういえば、植物の葉緑素は緑色で植物にとっての血液みたいなものです。緑色はもしかしたら血液のもう一つの正体なのかもしれません。
春はブラッドストーンの有難味がわかる季節で、この季節の自然界の変化による全体的な不安定さに対して、自分自身を支えてくれる頼もしい石でもあると思います。滞りがちな循環を促進し、狂いがちなサイクルに一定のリズムを与えるようなそんなイメージがあります。もともとジャスパーは大地の石なので、安定感抜群。植物が目を覚まし冬の水が流れ出す春先の地の力が強くなる季節に相性のいい石ではないでしょうか。