南アフリカのスギライトの原石です。
ピンク色はスギライトとよく共生しているバスタマイトかなと思います。
スギライトとバスタマイトが
ルースカットされたものは以前ご紹介しました。
バスタマイトはマイナー石ですが、ロードクロサイトなどの薔薇石によく似ています。
宝石質のものはとても希少性が高いとか。
こちらは背景がクリーム色のものは石を濡らしております。
スギライトの紫色がよくわかると思います。
乾いている時は絹のようなシャトヤンシーが全体を覆います。
スギライトの紫がチャロアイトのように滑らかで穏やかな輝き。
ピンク色のバスタマイトとのコンビネーションもゴージャスです。
こちらは南アフリカのセラーさんから直接購入しております。
SUGILITE(杉石),BUSTAMITE(バスタム石)
17X16X5mm
21.8g
南アフリカ産
1977年に日本で発見されたため、日本人鉱物学者の杉氏の名前から付けられたスギライト。その後南アフリカのウェッセル鉱山が主な産地となりましたが、現在では大量に産出され閉山しております。特にアメリカで人気の高い石で、他に産地がないため高価な鉱物となっています。
ラリマー、チャロアイト共に20世紀に発見された世界三大ヒーリングストーンの内の一つとして有名で、極めて癒しの力が強いと言われています。
普遍的な真理を求める力を授け、永遠の愛を象徴すると言われています。
バスタマイトはロードナイトによく似た外観を持つピンク色の石で、スギライトやリヒテライトと共に産出します。まだ発見されてまもない石ですが、宝石質のものはジェムシリカのような透明感があり、「ピンクシリカ」「ピンクジェムシリカ」と呼ばれることもあります。
濡れている状態の方が色が濃く出るのですが、乾いている状態のシャトヤンシーもとても素晴らしく、原石がシルクの光沢のように照り輝くのはセラフィナイトなどもそうですが、この石がただならぬ石だと教えてくれます。シャトヤンシーを出す石はメッセージ性が強いもので、石のアピールや表現力が類まれな証かもしれません。ムーンストーンやタイガーアイ、セラフィナイトなどなど。こちらのスギライトや同じ紫系のスティヒタイトもギラギラとした輝きを見せます。
濡れている時は蛍光色のネオンカラーの紫に、乾いている時は女神のような母性的な柔らかさを持つこちらのスギライト。紫色の石は夜の顔と昼の顔を持つような二面性があって面白いです。
研磨したら面白いルースが出来るのでは、と私が思ってしまうくらいなので、クオリティのある原石はルースカットされてしまうため原石で出回ることは多くありません。