とても上品で気品のあるバリサイトのドロップカット
その気品は天然石というより宝石質のグレードです。
バリサイトのルースは母岩が入るため、母岩によってクオリティにかなり差が出ます。
バリサイトだけでなく母岩の色が美しいものは稀で、全体の印象も大分違って来ます。
こちらはバリサイトの色も大変クールでミントのように爽やかなグリーン
そして母岩の色がその緑を邪魔しないとっても控えめなベージュ色をしています。
研磨もサイドがほぼ直角に磨かれており、きれいなカボションカットです。
石のクオリティも研磨のフィニッシュも見事な逸品
バリサイトには珍しく?マクラメよりもシルバーアクセサリーのような宝石類の装飾品にもOKなルースです。
Variscite(バリッシャー石)
27x13x5mm
14.9cts./2.9g
インド(製造国)
ターコイズに似ていることから「アフリカン・グリーンターコイズ」や「ユタ・ターコイズ」などターコイズの代わりに用いられることもあるバリサイト。名前はドイツのフォクランド地方で初めて発見されたため、その土地の古名Varicianに由来します。カルセドニーなど他の鉱物と混合して産出されることがあります。サンダーエッグのようなノジュール(塊)状で産出されることもあります。
富と幸運をもたらすといわれ、内分泌系や神経系に作用し、持ち主を活発にさせる力があると言われています。絶望を希望に変え、弱っている人に勇気や励ましを与えます。
クリソプレーズのようなアップルグリーンから翡翠のような落ち着いたグリーンまで、バラエティに富んでいるバリサイトのグリーンカラー。同じ石とは思えないほど色も混じり合うインクルージョンも様々なタイプがあり、どれも見ていて飽きません。ターコイズと並べられることの多いバリサイトは混入物との混じり具合がターコイズによく似ています。落ち着いたグリーンはどこかヴィンテージのようなグレイッシュなトーン。石の雰囲気がターコイズとよく似ているかもしれませんね。若草色の平和なグリーンは自然の緑のように持ち主を支えながら癒してくれるのかもしれません。グリーンはハートチャクラに対応する色なので、ペンダントに最適です。バリサイトのペンダントはとてもパワフルに石の性質が発揮されるでしょう。
上品なカラーリングながら、ワイルドさも併せ持つバリサイト。ターコイズほどハードなイメージにならないのでどんなシーンでも違和感がありません。翡翠のような色は心をなだめ、落ち着きを取り戻させる力があるように思います。畳や竹のような色は藍色と同様、日本人が古来から愛でて来た色です。アーミーカラーでもありますが、この色には思慮深さ促し、人が最も自然体でいられる色のような気がします。