ピンク色のクォーツのジオード
ピンクアメジストとも言われています。
珍しいピンク色のクォーツだけでとってもラブリーなのですが
さらにジオード状になっている見ごたえのあるタイプ
ピンク色のクォーツの結晶の合間に白い粒状の子供の水晶結晶がまるで砂糖菓子のようにまぶされています。
岩石の中のまるでミラーボールのように生えた水晶もあり
クリスタルの成長具合も観察出来る逸品です。
原産地はアルゼンチンの南方
南極に面したパタゴニアです。
地球の反対側からやって来た鉱物にロマンを感じます。
Pink Quartz, Pink Amethyst(桃色水晶)
60x60x28mm
77.4g
パタゴニア(アルゼンチン)産
・レターパックプラス
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。パープルの色が濃いほど貴重で、熱処理をすると黄色になりアメトリンやシトリンと称して流通していたりします。
古代より多くの宗教で紫は高貴な色として見なされていたため、アメジストも同様に高貴な人々に愛されて来ました。
南米大陸の南の方ではウルグサイ産のアメジストを始め、こちらのパタゴニア産のピンクアメジストなど良質なアメジストが産出されるようです。アメジストがなぜ紫色なのか、水晶がなぜ紫色に生成されるのか、放射線の影響と言われてますが、確かなことはまだわかっていないそうです。なぜこんなラブリーなピンク色になるのだろうととても不思議に思います。母岩もピンク色をしてますので、水晶もピンク色に成長したのかもしれませんが、粒粒のミニ水晶は白い色をしています。成長過程で放射線のような外部からの影響で桃色になるのでしょうか。まるで桃みたいです^^
地球環境の変化は極である南極北極から始まっていると思います。南極に近いパタゴニア地方は氷河が残り古い地層が保存されています。手つかずの自然が残る自然の宝庫のパタゴニアには原始地球の面影を強く残しているように思います。