スーリヤアゲートと呼ばれているトルコ産のアゲートです。
ノジュール(塊)を真ん中でカットし、スライスされた断面が研磨されています。
そのため周辺や裏側に母岩が残っています。
コロンコロンと転がってとってもかわいいです。
アゲートも外縁部にきれいな円形を描いているものや
鮮やかなイエローやレッドで塗りつぶされたようなものまで
とってもビビットな色合いが特徴です。
こちらはビビットなオレンジ色のアゲート。
瑪瑙という名前のごとく、脳みそを思わせるようなビジュアル
トルコは仮晶アゲートなど様々な色鮮やかなアゲートが採れる魅力的な地域です。
スーリヤとはインド神話の太陽神のことで、太陽のように明るいカラーのアゲートだからでしょうか。
携帯しやすいサイズや形なのでお守りにもいいでしょう。
守護力の強いアゲートならではです。
Surya Agate(瑪瑙)
25x24x15mm
11g
切断面研磨
トルコ産
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートはカルセドニーのように透明で、縞模様が特徴。岩石などに染み込んで形成されるため、ノジュール状の原石も多く、サンダーエッグが有名です。塊を割ると中から美しい縞模様が現れ、その部分が研磨されます。
サンダーエッグは、火山岩や溶岩の空洞の中にシリカ成分が流れ込み、水晶や玉髄、オパールやアゲートに石化したものです。スライスすると球状の母岩の中で星型に広がっているのが面白い鉱物です。
もともとアゲートは岩と岩の間に入った沈殿物によって出来た鉱物で、その成分も微生物の死骸だったり砂や礫のようなもの。化学的な成分を持つ鉱物とは少し違う部類です。そのため塊のノジュール状になって生成されるものも多く、開けてみると卵のように内部で熟成され孵化したような面白さがあります。
スーリヤはヒンドゥー教の太陽神。イスラミックなトルコを原産とするアゲートにスーリヤと名付けられたのも不思議な気がしますが、中東は人種が似てたり文化も混ざり合っている所がありますので、きっとこのアゲートがあまりにも明るく色鮮やかで太陽神の名前にぴったりだったんでしょう。
私がアゲートが好きなのは何より色の楽しさ、油絵のようにこってりとしてビビットなカラーだからかもしれません。そしてとてもプリミティブな、岩っぽさがあって、豊かさをイメージさせてくれます。お腹から下のチャクラに対応しグラウンディングにもいいでしょう。アゲートには地の力、血の力を感じます。アフリカンや黒人種のような明るさと肉体的な強さ、しなやかさ、現実的な思考能力などを意識させてくれます。