鮮烈な赤色のため、「中国春秋戦国時代の赤い血の瑪瑙」という現地名が付いた中国原産のアゲート。
中国河北省で産出されるローカルアゲートです。
ぐるっと取り囲むようにきれいにまるく赤い帯のように表れたアゲート
その真ん中のジオードがクラスター状になっており、紫色のクオーツなのが特徴
アメジストが成長しています。
アゲートの色素が濃いためにクオーツがアメジストになったのでしょうか?
アゲートのストライプの真ん中も紫色です。
ハイクオリティなものはアメジストのクラスターになっていますが、こちらは少し紫色が見える程度
周辺のアゲートの色彩とストライプの素晴らしさに魅かれて購入しました。
まるで油絵具でべったりと塗ったように濃い色のアゲート
中国では雨花石など黄色や赤の色鮮やかなアゲートが採れます。
縁起のいい色として大人気のカラー。
アゲートの赤は力強さを与えてくれるので、御守りにもいいでしょう。
Agate(瑪瑙)
46x32x30mm
20g
河北省宣化区(中国)産
・普通郵便(200円)特定記録(360円)
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートはカルセドニーのように透明で、縞模様が特徴。岩石などに染み込んで形成されるため、ノジュール状の原石も多く、サンダーエッグが有名です。塊を割ると中から美しい縞模様が現れ、その部分が研磨されます。
ノジュールの中はサンダーエッグのように全アゲート化したものもあれば、内部に水晶クラスターが育ちジオードになっているものもあります。割ったノジュールが二つ揃ったものはトレジャーメノウと呼ばれ、開運や財運をもたらすと信じられ、開運グッズとしても人気があります。
もともとアゲートは岩と岩の間に入った沈殿物によって出来た鉱物で、その成分も微生物の死骸だったり砂や礫のようなもの。化学的な成分を持つ鉱物とは少し違う部類です。そのため塊のノジュール状になって生成されるものも多く、開けてみると卵のように内部で熟成され孵化したような面白さがあります。
戦国春秋時代の赤い血と名付けられたこちらのアゲートノジュール。裏面にも赤い色素が現れ、側面の母岩部分にもアゲートの赤色がにじみ出ています。こちらもノジュール内部が水晶などでジオード化するのですが、水晶に色が付くほど濃い色素が生まれています。握りやすい形になっており、寒い季節に明るさや温かさが欲しい時にヒーリンググッズとしてもいいかもしれません。まるで血管のようなストライプは血行促進など体に熱ややる気をもたらしたい時にいいと思います。