珍しいカザフスタン産のファイヤーオパールです。
とってもビビットなオレンジ色と母岩が透けて見えるほどの透明感
母岩をちょうど裏面のベースにして研磨されていますので強度も安全
オパール自体もガラス質になっててカッチカチです
クラックの近くにはキラキラと虹の輝きも
母岩の浸食具合も絵になっています。
水のように透明なオパールを覗くと母岩のディテールが見えて来ます。
まるで水底を覗いているような世界
ロマンチックでレアなルースをご堪能ください^^
FIRE OPAL(オパール)
30x22x6mm
27.5cts./5.5g
カザフスタン産
和名で蛋白石と呼ばれるように、オパールの成分は貝や樹木などの堆積物から出る珪酸によって作られたり、クォーツのように温泉の堆積物や火山の溶岩の中に出来るものもあります。ラテン語で「宝石」を意味するオパールですが、遊色効果のない一般的なオパールはコモンオパールと呼ばれています。
コモンオパールは不透明なものから透明度のあるものまで様々。不透明なものは柔らかみを感じさせますが、透明なものはガラスのように硬質になります。
ファイヤーオパールはオパールの中でも赤や黄色、オレンジなど暖色系のオパールを指します。炎のように燃えるような情熱的な輝きを持つのが特徴です。
オパールの生成は珍しくないので世界中で発見されますが、宝石質となると限られて来るもの。イリデッセンスが刺激的な宝石質のオパールや、カンテラオパールやボルダーオパールなどマトリックス(母岩)のあるオパールもイリデッセンスが華やかですが、不透明なコモンオパールは鮮やかな原色の単一カラー。一方でこちらのファイヤーオパールのようにイリデッセンスのない透明感の高いオパールもオパールのもう一つの魅力。鮮やかな色彩ながら透明度が高く、母岩とのコンビネーションが地球との繋がりを連想させ、どこか人工的な宝石とは一味違うナチュラルテイストな輝きを楽しめます。
ロシアの南の国境沿いにあるカザフスタンはユーラシア大陸のちょうど内陸、中央アジアと呼ばれる地域のとても広大な領地を持つ国。ウラル山脈の南方に位置し、ウラル山脈が終わった所にあります。カザフスタンはフローライトなども独特のものがあり、ファイヤーオパール同様透明感のある石が個性的な姿で現れる産地のようです。