角度によってまったく違う顔を見せるブルーバライトの原石です。
青いバライトが少しずつ砂漠のバラとよばれるデザートローズ化している
その過程にあるような石
青い羽根を見ていると美しいバライトの結晶
カーキ色の先端を見ているとこの石がやがてリビア砂漠の砂を被ったように茶色く石化していくのがわかります。
ブルーのバライトもデザートローズもお馴染みだと思いますが、その間にある石は珍しいのではないでしょうか?
野趣に溢れたとてもワイルドな雰囲気ですがバライトなので脆さがあります。
黒いガレーナ?と思われる部分は触っていると崩れたりします。
お取扱いにお気をつけください。
Barite/Baryte(重晶石)
60×53×45mm
119g
モロッコ産
※ゆうパック
バライト(重晶石)はバリウムのことで、細かい平らな板状の結晶が重なっているのが特徴です。砂漠のバラと呼ばれるデザートローズと同じグループ(デザートローズには石膏で出来たものと重晶石で出来たものがあります)。バライトのグループは他にセレスタイト(天青石)とエンジェルサイト(硫酸鉛鉱)があり、変種として北投石があります。
Bariteはギリシャ語で「重い」を意味するbarysに由来し、この鉱物の比重が重いことから名付けられました。黄色、白、青、茶色など様々な色があります。花弁のような板状の結晶が花や羽根に見える鉱物。アメリカやモロッコで産出します。産業用ではバリウムとして利用されます。日本でも秋田や北海道で産出しました。
砂漠のバラと呼ばれるデザートローズと同じ仲間のバライト。花や羽根のように生える結晶がとても個性的な鉱物です。青色のものは天青石にとてもよく似た色をしていて羽根のような結晶を持つため、天使のようなイメージを連想させる石でもあります。一方でデザートローズはバライト・ローズとも呼ばれ、ブラウンカラーではっきりとした花弁のような結晶が特徴。バライトローズはこちらのバライトのような黄褐色をしています。
どこか大きく旋回しているような、回転しているような形のこちらのバライト。様々なイメージを刺激してくれます。見所いっぱいなので、見ていて飽きません。