白い結晶がまるで天使の羽根のように煌めく
セラフィナイトの研磨カット
片面が磨かれて平らになっており、サイドにクリノクロアの銀色の結晶が見えます。
セラフィナイトの二つの魅力を堪能出来る嬉しい逸品。
ロシアの森のような深い緑色と、光に反射してきらめく銀色の結晶
ユーディアライトとのようにロシアっぽさを強く感じさせる石です。
中心部から広がるサークル状の結晶を描くセラフィナイト
お花が開いたような円形の結晶を残してカットしてあります。
ホワイトシルバーのような銀色のメタリックな輝きが深い緑の中で映えます。
周縁の結晶もとても見事。まるで彫刻のように彫られた天使の羽根が雲母のように柔らかい感触です。
研磨面がこちらに傾くようにカットされていますので、置物のように収まりがよいです。
デスクサイドや身近に置いて手に取って癒されます。
たくさんの羽根が開いたようなクリノクロアの結晶
鉱物の不思議を感じます。
Seraphinite/Clinochlore(緑泥石)
72x70x33mm
221g
East Siberia, Russia
セラフィナイトは緑泥石の一種で、モスアゲートやガーデンクォーツのあの緑色のインクルージョンと同じ種類の鉱物です。セラフィナイトという名前はセラフィムという天使名から採った天然石の別名で、鉱物名はクリノクロア(緑泥石)といいます。
緑泥石が「緑色の泥」と書くように、柔らかく硬度がとても低いため、宝石向きではありません。とても繊細なエネルギーを持ち、他の強い石の影響を受けやすいとも言われています。
折れてしまった羽根をそっと畳み込むように、セラフィナイトは天使が石の中に翼を収めたような石です。どこか脅えた子供のような傷ついた心や繊細なエネルギーを感じさせます。天使の名前がついた天使系の石はたくさんあると思いますが、羽根の形がそのまま現れるセラフィナイトはまた格別です。天使の羽根を扱うようにやさしさが求められる石です。
森の緑の色と大きな白い翼の輝きを持つセラフィナイト。聖なる雰囲気を携え、世俗とは一線を画すような潔癖さを感じさせる石ですね。石自体が別の次元にいるような、そのため物質的な三次元のエネルギーに対してはどこか沈黙しているような静けさがあります。まるでかつて地球上に居たかもしれない白い翼を持つ生命体が石の中に身を隠しているかのように、同じ仲間にしか心を開かないような、開いた相手にはどこまでもやさしく包み込むような繊細さと強さを合わせ持っているかのようです。
自分自身の意識を少し広げたい時に、セラフィナイトの力を借りるのはいいかもしれませんね。自分自身を縛る概念から離れたい時にそっと手を差し伸べてくれるでしょう。意識を自由に保つことは健康にもいいと思います。
原産地はシベリア。寒い地方で採れるせいか、冬がお似合いな石です。冷えた夜空のように落ち着きと冷静さをもたらしてくれるでしょう。