アメリカのアーカンソー州産のクリスタル・クラスターです。
アーカンソーの水晶は透明度抜群。
コリントクォーツとはまた違った透明感。
ブラジル産の水晶よりももっとずっと繊細で水っぽいです。
やはりブラジル産は明るいのでしょうか(笑)
こちらはクラスタータイプ。角度によって見え方がまったく違うので全体像が掴みにくいかもしれません。
それは水晶ポイントが互いに寄り添っているのもありますし、回転するように傾いているせいもあります。
大きな主体となるポイントの後ろに三つのポイントが並んでいます。
1対3になっていますが、どちらも右方向に傾いているため、クラスター自体がボルテックス(渦)になっています。
クラスターは割とそういうものを選びがち・・・やはり動きのあるものに惹かれます。
こちらはバーナクルと呼ばれる小さな結晶がメインの水晶の表面に群生しています。
バーナクルはフジツボという意味。フジツボのように生えているということですね^^
虹は横からの青色しか映っていませんが、正面からピンクやイエロー、グリーンと、接地面に大きな虹が広がってます。
バーコードも入っており、輝きもとても強く。
形としても彫刻のようにユニークです。
追記:
ブログでアーカンソークォーツについて書いております。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
50x50x46mm
60g
Garland County, Arkansas, USA
水晶はその昔、本当に水が鉱物になったものだと考えられていました。水晶は珪素が結晶した鉱物で、様々な鉱物を内包し、付着したものが産出されます。水晶自体も石英の一種として様々な鉱物に浸透し多くの石に輝きや潤い、強度を与えます。それはまるで水のように自由自在な浸透力のため、水晶の性質は極めて水の性質と近いものがあり、昔の人が水が石になったものと考えても不思議ではありませんし、ある意味その通りではないかとも思います。
水晶には様々な形態とそれに対する解釈があり、とても奥深い鉱物です。産地による違い、ファセット面や形状に対する形而上学的な意味づけ、シンボルやグリフの意味など鉱物学的にもスピリチュアル的にも多くの発見や解釈が現在進行形で進んでいる稀な鉱物と言えるでしょう。水晶には時計など産業にも使用され、振動を伝えエネルギーを記憶する機能もあるため、古代の叡智や地殻変動、宇宙からの緩衝など地球の歴史の記録媒体としても注目される理由でもあります。
アーカンソーのクリスタル・ワーカーさんによりますと、バーナクルのあるクリスタルはオールドソウルだと言うことです。バーナクルは小さな水晶の結晶、赤ん坊のようなもので、バーナクルが張り付いた、バーナクルが群生している水晶は母体のようなもの。バーナクルはニューソウルで母体がオールドソウルになります。これはバーナクル=水晶の赤ちゃんが母親を求めるようにオールドソウルに惹きつけられたわけで、オールドソウルである水晶にはバーナクルを引き付けるエナジーや古い経験や知恵が詰まったクリスタルであるとみなされます。そういった意味で、バーナクルのある水晶=オールドソウルであり、新しい水晶を引き付け自らの上で成長させる特別なエナジーがある水晶と考えられるということです。
確かにこちらのクラスターでもバーナクルのある大きなポイントクリスタルは後ろのクラスターよりも透明感が高く輝きも強く惹きつけるものがあります。主役のようにどっしりとし、母親のように大きく広がりまるで後ろにクラスターの子供たちを従えているように見えなくもありません(笑)。バーナクルによってバーナクルのある水晶に価値を見つけるのはとても興味深い視点だと思います。
尚、バーナクル水晶は人間関係に働きかけると言われています。母体のクリスタルとの関係から導かれたものでしょう。父や母が子供を愛するように、祖父母が孫を愛するように、他者に対して慈しみを持つことを助けると言われています。