ソーダライト。賢者の石です。
白波のような成分が混じったソーダライト
まるで海の水面のようなデザインに一目惚れしました^^
他の成分が網のように入っているのにソーダライトの藍色もとっても濃いです。
ソーダライト準長石の一種なので、赤味の入った白い成分はムーンストーンのような長石と思われます。
厳しさのあるソーダライトの濃い藍色に白さが混じると和らぐのは長石効果かもしれません。
まるで深い海と荒らぶる波そのもの。同じ海でも冬の日本海のような厳しさや静謐さがあります。
どこか和風に見えるのは伝統行事が多い年初めのせいかもしれません。
絵画のように美しいルースがまるで宝石のように美しく研磨されています。
Sodalite(方ソーダ石)
42x29x5mm
51ct./10.2g
インド(製造国)
まるでラピスラズリのような紺碧の青は、古代からラピスラズリ同様、地位のある人たちに愛されてきました。ラピスラズリほどメジャーではなく、藍色のような濃紺をしていますが、ラピスラズリと同じ歴史を持つと言われています。古代の墓など、ラピスラズリがある所でソーダライトが発見されているそうです。
知恵を授け、邪まな心を退け理性をコントロールする石と言われています。受験や就活などの御守りによいとされています。
古くから眼の病気の治療に用いられ、霊的な意味でも開眼させる力があり、物事を見通す眼力と、それに耐えうる忍耐力を授けてくれる石でしょう。
方ソーダ石のグループは、アウインやラズライトがあり、青い石のお仲間です。ソーダライトはラピスラズリの成分でもあります。ソーダライトの中に入った白い成分はホワイトカルサイトです。
濃い藍色に星雲や銀河を描いたようなデザインは、アートのように美しく、深い叡智と内に内に秘めた激しさを想わせる気品に溢れています。紺色が美しいですがソーダライトには混合成分が多く、鮮やかに紺色が現れているものは多くはありません。
真冬の星空のように澄んだソーダライトが見せる光景は私たちの意識を深く宇宙の闇の向こうへ連れて行ってくれます。物事の本質を知りたい人や宇宙の真理など日常から少し離れて深遠な世界に興味を誘ってくれる石かもしれません。今世の繋がりとは別に次元を超えた魂の繋がりを呼び寄せてくれる力があるような気がします。宇宙の闇のような色を持つソーダライトは、時空を超えた真理に興味を持ったり自分の内面を見つめ直したい時に魅力的に映る石かもしれません。
ラピスラズリほどメジャーではないですが、ラピスラズリとほぼ同じような歴史を持つ石で、どこか仙人やマスターのような知恵者のイメージがある石です。古代エジプトでは悪霊を祓うと信じられ、僧侶たちに使用されていた歴史がありますが、ラピスラズリが王族に愛された石なら、ソーダライトは僧侶のような規律を重んじ精神世界の分野で活躍した石だったのかもしれません。
宇宙のように見えるソーダライトが多い中で、海のようなイメージを与えてくれるソーダライト。またどこか星雲のようにも見える神秘的な姿はソーダライトの深い神性の表れかもしれません。