ダルネゴルスク産のアダマイトと呼ばれる鉱物
母岩はリモナイト(褐鉄鉱)で、褐色の母岩からシーブルーの結晶が成長しています。
この色味はクリソコラなどと同じ銅成分のものです。
私の好きな色です^^
ゴツゴツとした母岩のリモナイトもとってもアーシーでアダマイトとのコントラストに目を奪われます。
まるで木の皮のようなナチュラルな色合い
そこから透明感のあるブルーグリーンのアダマイトの結晶がキラキラと光っていて精霊のような美しさ
個性的な水晶の産地で有名な日本海に面したロシア沿岸部にあるダルネゴルスク
豊富な鉱物資源の産地です。
美しいブルーのアダマイトはロシア産ならではです。
Adamite on Limonite(アダム鉱、褐鉄鉱)
37x31x27mm
19g
Dalnegorsk, Russia
酸化帯にカルサイトやリモナイト、マラカイトなどと生成され結晶体は板状のものから放射状のものまで様々です。青や緑、黄色など色も様々。銅を含むと緑や青、コバルトを含むとすみれ色やバラ色に変化します。名称はパリの鉱物学者G/アダム氏に由来します。主な産地はメキシコです。
希望、前進、高揚を象徴する石といされ、気管支や呼吸系器官の不調に利用されと言われています。
銅由来のブルーが美しいアダマイト。希望を象徴し気管支など喉の不調の改善に使用されたという歴史は、この石が喉のチャクラに対応していることを示しています。透明感のある結晶が無骨な母岩から生えているのがとてもたくましく、ターコイズと似たものを感じるのは美しいブルーを持ちながら母岩によって土着のワイルドさを備えているからでしょうか。リモナイトの褐色もとてもビビットで美しく、木肌や土を思わせる大地の色は勇敢さや力強さ、たくましさを備えていて、グラウンディングにもよいと思います。アダマイトのブルーの麗美さとリモナイトのブラウンの勇敢さ。まるで大地に抱擁されたような温もりを感じるのです。
ダルネゴルスクという産地とは全然別の話になってしまいました(^^ゞ主産地はメキシコだそうで、やはりメキシコっぽい、インディアンっぽいイメージが石からも沸いて来ます。ですがこの澄んだブルーやロシア産ならではという気もします。