美しいブルーのフローライト
一目で惹きつけられる魅力があります。
こちらは中国産のフローライト
一年前に入荷したのですが、最近になって加熱処理されている可能性があることがわかりました。
母岩のクラスターはスモーキークォーツと言われてましたが、どうもこちらがクォーツが焼かれた色らしいのです。
元は薄いパープルのフローライトだとか
それが加熱処理によってここまで美しいブルーになるのですから驚きです。
画像はインディゴブルーが濃いですが、実物はもう少しネオンブルーが入っていると思います。
恐らく実物の方が明るさも加わり透明感のあるブルーの美しさにとても驚かれると思います。
このネオンブルーはデジタルで再現出来るのかしら?と思います。
こちらは全体の形もまるで小舟のようにまとまりもよく、手のひらに収まります。
青い海を連想させるようなフローライトと浮かぶ舟のような形をした母岩
クラスターの形状がよいものをセレクトしています。
処理の可能性があるため、価格を抑えております。
こだわりのない方でしたら目にも美しいフローライトをご覧いただけると思います。
Fluorite(蛍石)
70x45x25mm
加熱処理の可能性
74g
Yongchun, Fujian, China (中国・福建省永春県)産
フローライトは熱水鉱脈や温泉地帯で産出されるガラス質の鉱物です。和名は「蛍石」と言われ、原石は実に様々なカラフルでユニークなバリエショーンがあることで有名です。原石の愛好家が多いのも特徴です。
産地によって色味が異なるのもコレクターが多い理由かもしれません。ヨーロッパやアフリカ、アメリカ、中国など世界各地にフローライトの名産地があります。
フローライトの眩い輝きは高次元に導き、ラブラドライトのようにクリエイティブな直感を助ける石と言われています。
フローライトは八面体やタンブルなど様々な形がありますが、瞑想に一番適しているのはクラスターと言われています。フローライトのキューブ状が集ったクラスターは、人間の精神体と呼ばれる領域のエネルギーの形状によく似ています。人が魂を通して蓄積してきた記憶の中にある情報にフローライトはアクセスするとも言われていますが、多くの人がフローライトに魅かれ、キューブ状の、特にゾーニングのあるフローライトの人気が高いのも、フロッピーディスクのような記憶媒体に見えるからかもしれません。
蛍石という名前は加熱した時に蛍のように光ることに由来します。元々フローライトは加熱されて色味や美しさを引き出される歴史があるということ。アゲートは染められ、フローライトは焼かれる。それによって新たな石の魅力が引き出される。石に元々備わった性質なのかもしれません。どんな蛍石でも加熱すればインディゴブルーの美しいカラーが出るわけではないことを考えると、この色が現れるということは、それもその石のもう一つの姿であり本来の資質でもあると思います。天然の色味に勝るものはありませんが、着色したわけでもなく熱処理によってここまで青い色を見せるならそれはそれで十分価値があると思うのです。
尚、フローライトは元々ガラス質で乾燥によって割れやすい石。照射によってその傾向が強まりますが、当店では原石でも到着後水浄化によって保湿しておりますのでこちらの蛍石もクオリティは安定しております。