こちらはクリソコラとして入荷し、クリソコラとして販売していましたが、同原産地でシャッタカイトが採掘されており、同じ色や形状のため、当店の判断でシャッタカイトに変更させて頂きました。
同産地の他のシャッタカイトもご覧ください。
シャッタカイトの可能性もあることは考慮していたのですが、クリソコラもシャッタカイトも共生鉱物で単独では中々見分けがつかないことも。
こちらはグリーンのマラカイト、白いカルサイトやクォーツと仲良く共生しています。
粒状にきれいに結晶化しており、清々しいスカイブルーが印象的です。
Shattuckite, Malachite, Calcite and Quartz(珪孔雀石、孔雀石、方解石、石英)
54x31x35mm
46g
Tantara mine, Congo
シャッタカイトはマラカイトやクリソコラなどと共生し、またよく似ているため間違われることも多い石です。いずれも銅成分が長い年月をかけて結晶し美しい青や緑色になったもの。これらの石が混じり合って石英を含んで産出されるのがクォンタムクアトロシリカなどの混合石です。これらの石はいずれも銅鉱床から産出され、銅の錆びが結晶化した副産物でもあります。アメリカのアリゾナ州のShattuck鉱山で最初に発見されたことからシャッタカイトと名付けられました。
アフリカやメキシコなどでも産出されます。鉱物の状態がとても美しいため、タンブルや原石などで流通しておりルースは比較的珍しいかもしれません。
霊性や直感を高め、腎臓や血液系の病気や喉の炎症の治療に用いられたと言われています。
シャッタカイトはジュディ・ホール女史によりますと、「過去生での経験が霊能力の開発を閉ざしている場合に有効」とあります。第三の目や喉のチャクラに対応するのは色を見ればわかりますが、シャッタカイトに関するキーワードには、閉ざされている霊感や霊能力の開眼があるようです。そしてその能力は過去生において抑圧されており、その抑圧を解除するとのこと。つまり元々持っている能力が何らかのトラウマによって封印されている。そんな示唆があります。
シャッタカイトの話に限らず、大体トラウマは個人の潜在能力を抑圧し失わせることが多いです。心理的なプレッシャーが無意識に個々の能力や才能の成長や発展を抑え、妨げになるからです。シャッタカイトの場合はそれが過去生からの因縁であり、そこに作用するのは、最初に述べたように根源的な場所で力を発揮する石だからかもしれません。
恐らくシャッタカイトに魅かれる時、自分自身に新たな発見や気づきが起きているのかもしれません。それは知らずに抑えつけられていた能力や感覚がまるで雪解けと同時にうずうずと芽吹き出した春の訪れのように、忘れていた感覚や能力の開花のようなものであり、それを契機に過去生の記憶やイメージが取り戻されることもあると思います。