モンタナアゲートのタンブルです。
どこか遠い風景のようにも見えるインクルージョン
こちらは去年の東京ミネラルショーから
不規則で有機的な黒い模様が特徴のモンタナアゲート。
縞模様やサークル模様など規則的なデザインがアゲートらしさ
ですがモンタナアゲートにはそのような規則性がありません。
アゲートは西洋では宗教的な石で宗教関係の装飾品にとてもよく登場します。
アゲートの強い守護力にはスピリチュアルな要素が強いのかもしれません。
かつてインディアンが眺めていたアメリカ西部の光景を見ているような景色。
砂漠の蜃気楼や、幾重にも連なる山の稜線にも見えます。
表面は傷もなく滑らかでツルツルです。
MONTANA AGATE
49x27x17mm
38g
アメリカ産
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートには渦状のデザインをしたものが多く、一つ目のように見えるものもあり、田んぼのカラス除けじゃないですが、古来から一つ目は邪気を祓う力があるとみなされています。エジプトのナザール・ボンジュウというアクセサリーが有名です。護符として愛され、また富や健康をもたらすと言う言い伝えがあるのは、アゲートに周囲の悪い気を封じ込める力があるのかもしれません。
モンタナアゲートは文字通りアメリカのモンタナ州が原産地のアゲートです。絵画のような模様が現れ、古くから世界中で豊作や長寿の護符とされて来ました。
アゲート自体は半透明なのでそんなに強度があるように見えませんが、実は硬度が7もあるとても固い石なのです。この硬さを利用して西洋では古代よりさまざまな彫刻品や装飾具に利用されて来ました。
よくグラウンディングと言われますが、アゲートやジャスパーなど大地を思わせる、またたくさん発掘されずっと親しまれて来た石はそれだけでグラウンディング効果が高いと思います。宝石のような特別な何かが必要なわけではありません。実は昨日まで調子よかったのに急に右半身に痛みが出たのですが、予定を変更してアゲートを出品することにしたら大分収まりました。アゲートには心身のアンバランスを整え、乱れた波長をチューニングし直すような所があると思います。特にモンタナアゲートのような柔らかい質感で半透明で、こちらのようにタンブルに丸くカットされているものは心身の乱れによる不安感をなだめるのに最適なのかもしれません。