アップルグリーンの緑が鮮やかなクリソプレーズの原石
カザフスタン産です。
アマゾナイトのグリーンとよく似ているようで、透明感のあるミントグリーンはより清涼感があります。
母岩とのコントラストもまた格別です。染み込んでいる部分が白く、ロウソクのロウのような感触。
石化が進んでいる部分は蛍光グリーン
母岩の方には染み込んだ成分がドゥルージーになっててキラキラ光る部分もあります。
このクリソコラやターコイズに共通するグリーンと母岩のブラウンのアーシーな組み合わせは
Stone marbleのテーマにもなっているような。
ツボの組み合わせです。
こちらのクリソプレーズだけでなく、アダマイトやダイオプテーズなどの原石も同じ流れのセレクトかもしれません。
陸地と海、緑。
やはり地球のダイナミズムを思わせる石を選んでいます。
大地との繋がり、海との繋がり。地球のエネルギーをダイレクトに浴びるような、その癒しの力が鉱物にも表れていると思います。
Chrysoprase(緑玉髄)
62x45x35mm
52g
カザフスタン産
クリソプレーズは緑色のカルセドニーです。同じカルセドニーの仲間でも赤色はカーネリアン、水色のものをブルーカルセドニーなど、色によってそれぞれ名前が付けられているほど古くから親しまれている石でもあります。クリソコラと同様、「金を繋ぐ石」を意味するChryso-とニラを意味するprasonからこの名前が付けられたそうです。
アレキサンダー大王が遠征時にクリソプレーズを身に着けていたと言われることから、勝利に導く石という言い伝えがあります。また古代ローマ時代からカメオのような装飾品に使用され、治療薬としても用いられたと言われています。
不安を和らげ、緊張を緩和する力があると信じられています。そのため、緊張状態から発症するてんかんを防ぐ力があると言われています。
アレキサンダー大王が征服の際に身に着けていたことから、「勇気の石」とも呼ばれるクリソプレーズ。著名なヒーラーのリーディングでもこの石は勇気を象徴するそうです。この石を選ぶとき、ただ自分自身であることの承認を求め、それによって癒されます。またこの地上で生きるのに勇気が必要な過酷な経験を経ているとも言われます。ターコイズにも通じるような勇ましさを象徴する石ですね。ただクリソプレーズの場合は、この石を欲する時、自分自身に勇気が欠けている、そのことを認め補填する意味があるようです。
クリソプレーズによってアレキサンダー大王が身に着けているビジョンのクレヤボヤンスを経験したというヒーラーの話は、この石がそのような能力を刺激する石でもあることを伝えていると思います。