光の角度で虹色の輝きを見せるイリスアゲート
普段はクリアなアゲートで、縞模様だけでなくクォーツも見えたりするのですが
光に当てると七色の虹が浮かび上がる神秘的な石です。
こちらはもう2年以上前に購入したもの・・・
虹の撮影が難しく、購入したはいいものの、ずっと在庫に眠ってもらいました(^^ゞ
撮影してみると、普通の状態だと少し青味がかってまるでブルーレースのようにも見えます。
光の屈折で様々な表情を見せるイリスアゲート
見ていて楽しくなる石です。
アゲート部分だけでなくクォーツのきらめきも魅力の一品です。
Iris Agate
35x17x4mm
20.7cts./4.1g
インドネシア産
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
イリスアゲートは虹色に輝く結晶を持っていることから、非常に珍しい希少石で熱烈なコレクターがいることでも有名です。「イリス」とは、ギリシャ神話に現れる虹の女神のことを指します。
アゲートはとても多くの種類がありますが、イリスアゲートはカルセドニーのようなやさしさを見せる石。クリアな透明感を併せ持っているからかもしれません。アゲートは生物の死骸やさまざまな有機体の結晶によって石化=アゲート化してできる鉱物で、アゲートは過去の地球上の有機体の集積によって生まれた鉱物ともいえ、さまざまな情報=エネルギーが蓄積された石でもあります。
イリスアゲートはオパールのように遊色効果が見られ、オパールもまたアゲートのように有機体の結晶化によって生まれた鉱物です。イリスアゲートやオパールの遊色効果に私たちは眩暈を覚えるような感覚で強く引き込まれます。そこには微生物や鉱物たちの多くの生命の結晶が強いエネルギーとなってまばゆい光に昇華されるからでしょう。