マダガスカル産の瑪瑙のタンブル
大きなパルムストーンサイズです。
中国の雨花石のような瑪瑙のラインが細かくはっきりしているのと
とてもビビットなカラーが特徴です。
マダガスカルのアゲートといえばオーシャンアゲート(ジャスパー)
とても個性的な瑪瑙の産地です。
まるで60'sレトロのようなデザイン
カットも瑪瑙のラインに合わせてフリーフォームに研磨されています。
直線的で構造的なデザインはどこか未来的な雰囲気も
こちらは半透明の部分もあります。
元気いっぱいのアゲート
どこか魔女アイテムのようなウィッチクラフト(Withclaft/魔法・魔術)を感じます。
Agate(瑪瑙)
49x35x20mm
53g
マダガスカル産
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートには渦状のデザインをしたものが多く、一つ目のように見えるものもあり、田んぼのカラス除けじゃないですが、古来から一つ目は邪気を祓う力があるとみなされています。エジプトのナザール・ボンジュウというアクセサリーが有名です。護符として愛され、また富や健康をもたらすと言う言い伝えがあるのは、アゲートに周囲の悪い気を封じ込める力があるのかもしれません。
アゲートの産地としてマダガスカルではオーシャンジャスパー(アゲート)が有名です。
こちらの直線のラインが細かく入った瑪瑙を見ていると、アゲートに私は知性を感じてしまいます。それは宇宙的な座学で得られる知識ではなくて、人が生きて行くために食料を得たり雨風をしのいだり、動物たちから襲われる危険から逃れたり、人が生を営みサバイブして行くための原始的な知恵のようなものです。
褐色のアゲートは大地の色を濃く反映しており、そこに流れる線や曲線は、まるでアボリジニの絵画のように記号的です。アボリジニの絵画は情報伝達でもあり、瑪瑙の曲線を見ていると人の知識や知恵はまずこの地球上で生きて行くために必要な生活の知恵から始まったことを思い出させます。
瑪瑙にはそんなサバイブ能力に必要な精神的な強さ、活力や洞察力などを与えてくれる、気づかせてくれるような所があるような気がします。