オーストラリア産の縞瑪瑙
ビビットな明るいオレンジ色とクリアな縞模様が特徴です。
太陽のように明るいカラーと嬉しいラウンドカット
形もクオリティも逸品です。
長い梅雨も終わってしまい、酷暑の夏がとうとうやって来ました。
オーストラリアは真冬なのですが(^^ゞ
反対側の日本ではこちらのアゲートがぴったりの季節です。
ボツワナアゲートのような多重層のライン
向きを変えることで洞窟のように見えたり、惑星の輪のように見えたり。
不思議な世界観を見せてくれます。
BANDED AGATE(縞メノウ)
29x29x07mm
47.8cts./9.5g
オーストラリア産
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートには渦状のデザインをしたものが多く、一つ目のように見えるものもあり、田んぼのカラス除けじゃないですが、古来から一つ目は邪気を祓う力があるとみなされています。エジプトのナザール・ボンジュウというアクセサリーが有名です。護符として愛され、また富や健康をもたらすと言う言い伝えがあるのは、アゲートに周囲の悪い気を封じ込める力があるのかもしれません。
カーネリアンのようなオレンジ色をしたアゲートは、とても明るい前向きなパワーと、持ち主を護り邪念をブロックしてくれるたくましさがあります。アゲート自体は半透明なのでそんなに強度があるように見えませんが、実は硬度が7もあるとても固い石なのです。この硬さを利用して西洋では古代よりさまざまな彫刻品や装飾具に利用されて来ました。
私の直感ですが、明るい色をしたアゲートには、危険や危機を知らせる力があるのではないかと思います。非常に明るいエネルギーをした石ですが、その明るさに翳りが見えた時、何かしらの危険やよくないことが近づいている、持ち主に事前に察知させてくれる力があるような気がします。青系の石が持つ内面で閃く直感と違い、明るい暖色系の石が与えてくれる直感は、危機探知能力のような動物的直感です。信号の赤や黄色みたいなものかもしれません。
オーストラリア産のこちらのアゲートはまるでアボリジニの絵画のように原色と曲線に溢れています。微生物の死骸など有機的な成分が置換されて鉱物になったアゲートはその透明感の中に幾重にも成分の結晶が積み重なっているため、表面のデザインは平面的でも立体感があります。それが奥行を生み、幻想的な雰囲気を醸し出しています。