トルコ産のスモーキークォーツのポイントです。
スモーキークォーツも各地の違いがあって面白いですね。
土気色したクォーツは、土地の影響を強く受けている気がしてしまいます。
こちらはトルコの西アナトリア地区という所で産出されます。
スモーキークォーツの産地のようです。
照射処理について現地の業者にお聞きした所、トルコではスモーキークォーツの処理は行われていないとか。
良質のスモーキークォーツが採れるからかもしれませんね。
真っ黒なボディはモリオンのように不透明で、強い光を当てないと透過しません。
形もまるでレムリアンシードのようにぽってりとして、条線も豊富。
まるでブラックレムリアンのようで惹かれました^^
先端は陥没していますが、元の形も角度的にタビーのようで尖ってはいないようです。
こちらのようにカテドラルっぽく柱面が成長する水晶はファセットも先端から分かれ始めているものも多いです。
ネガティブ要素ではないと思いますが、お買い得にさせて頂いております。
黒いボディにレインボーフラッグのような虹も素敵です。
Smoky quarz(煙水晶)
48x26x20mm
35.4g
Western Anatolian Region, TURKEY
スモーキー・クォーツは和名が煙水晶でそのまんまなのですが、茶色をしているので水晶の中でもグラウンディングに適した石でもあります。古くから「悪霊払いの石」として有名で、邪気を寄せ付けず持ち主を護ります。マラウィやナミビアなどアフリカには良質なスモーキークォーツの産地があります。マラウィはエジリンの産地でスモーキークォーツと共生しているものもあります。
アメリカのヒーラーのJ・ドウ女史によると、スモーキークォーツは肉体に働きかける力がクリアクォーツよりも強く、エネルギーの影や不透明な部分に浸透しやすいとのことです。パワフルで明晰さを象徴しています。
思えば鉱物の世界に入った頃からのスモーキークォーツは憧れでした。コーヒーのような、チョコレートのような美しいカカオブラウン。クォーツ表面の照り感や成長線などがくっきりと浮かび上がらせるので見応えがあります。
鉱物は大きく分けて、肉体や感情に働きかける地球派な石と、精神や直感に働きかける宇宙派な石があると思います。地球派はグラウンディングをもたらし、宇宙派はイマジネーションをもたらしてくれます。首から下のボディのチャクラは前者、首から上の頭部のチャクラは後者に当たると思います。スモーキークォーツのアーシーなエネルギーは地球派代表といったところでしょうか。透明なクリスタルが精神や見えない世界の入り口のような石であるのに対し、スモーキークォーツはより地球や生命といったものを理解することを助けてくれる気がします。
トルコは鉱物の名産地でとても興味深い土地です。アゲートなどもとても個性的なものが採れますし、色彩も豊か。スモーキークォーツもこってりとした色味が入っており、ビターチョコレートのように照り強いです。またレムリアンシードのようなフォルムが肉感的で、スモーキークォーツにぴったり。地母神のような豊穣さとたくましさを感じます。