国内外でアゲート質のものもオーシャンジャスパーとして流通しているオーシャンアゲート。
こちらはオーシャンジャスパーとほとんど同じ模様ですが、アゲート化していて軽く半透明。
光にかざすと透過します。
ジャスパーの不透明で岩のような性質に対して
アゲートは半透明で表面もツルツル
サークル状のデザインが浮遊しているような幻想的な世界を見せてくれます。
こちらは白く浮遊しているような光の玉が幻想的な光景を見せてくれます。
まるで蛍のような、都会の灯りのような風景に見える不思議。
滑らかに研磨されカットされています。
アゲートなので硬度も高く、ツルツルでカッチカチです。
Ocean jasper(Agate)
36x25x4mm
28.3cts./5.6g
マダガスカル産
オーシャンジャスパーが初めて発見されたのは1999年。今の所マダガスカルのみで、透明な玉髄(カルセドニー)に魚眼状のジャスパーが密集したオーシャンジャスパーは、とても少ないそうです。ほとんどが不透明で魚眼の形も崩れているのがほとんどですが、そのような一部のハイクオリティなカラフルで個性的なデザインのアゲート化したものもオーシャンジャスパーとして呼ばれ、ジャスパーの中でも特に人気が高い石です。
尚、オーシャンジャスパーが最初に発見されたのは、引き潮で現れた海岸線だったため、海で採れる石という意味のオーシャンジャスパーという名前が付いていますが、今では海岸近くの地層や内陸でも発見されているため、引き潮時に採掘されるということはありません。
デザインもカラーも多種多様で、芸術性を高める石と言われています。アート作品にぴったりな素材です。
オーシャンジャスパー/アゲートは多種多様な色をしていますが、緑色が入っていることが多く、魚眼部分がオレンジやピンク色のものが多いようですオーシャンアゲートはオーシャンジャスパーと違って白い部分があるものも多く、アゲート特有の半透明の石のため、より幻想的なイメージを醸し出しています。
ぐるぐる大きな円を描いている模様は目玉のように強烈なビジュアルで輪廻転生を示す曼荼羅のようでもあり、細胞分裂のようなイメージを連想させます。仏教的なイメージを連想させる渋いカラーとデザインは、オーシャンアゲートに宗教性のようなものがあるからかもしれません。
オーシャンアゲートはジャスパーと違ってクリアなため内部の結晶層の妙が見えるのも魅力です。