オーソドックスなクリソコラ
グリーンの部分だけカットしたよう
クリソコラっていいですよね・・・
この鮮やかなグリーンを見る度に思います。
緑色にもいろんな緑があって、マラカイトのような重さのあるディープグリーンから
ターコイズのシーグリーン、エメラルドグリーン
そしてクリソコラのような軽さのあるフォレストグリーンまで様々です。
滑らかに研磨されカットされています。
銅成分の多いクリソコラは大きさの割に重い石になりますが、こちらは軽いので樹脂処理されているタイプかなと思います。
クリソコラの緑部分はとても脆いので、ルースのやビーズは充填処理による補強が一般的です。
Chrysocolla(珪孔雀石)
34x22x5mm
32.3cts/6.4g
インド(製造国)
クリソコラは銅鉱床にマラカイトなどの他の鉱物を伴って産出される混合鉱物です。硬度が低いため、ターコイズのような強化処理が施されますが、クォーツが入ったものはその必要がないため、品質のグレードがアップします。特に宝石質の美しさを持つものはジェムシリカと呼ばれ高く評価されています。
クリソコラの名前の由来は、ギリシャ語で「金を繋ぐ石」という意味です。その名の通り、繁栄、幸運、仕事の成功を象徴する石とも言われます。これまでターコイズが担っていた役割の一部が、クリソコラに移って来ているとも言われています。
石によってはターコイズよりもとても青く蛍光色のようなクリソコラのブルー。澄んだ海のようなブルーは、私たちの意識を開放しリラックスさせる色で、あるがままを受け入れることを思い出させてくれます。日々の生活や人間が作り出した社会という囲いの中に囚われがちな私たちの意識を、より広大で確かな地球意識へと導き同調させてくれる石だと思います。
日本では青い石の人気が高いようですが、青い石は海の色から宇宙まで広大です。一方緑色は宇宙にはあまり見られない色で、とことん地球色という感じがします。深い緑色から薄い緑色まで、そのグラデーションには森の緑から海の色まで含みます。私は緑色の様々なグラデーションに感じ入るのですが、地球が醸し出す色という意味合いがあるからかもしれません。緑色には地球のメッセージがとても多く含まれているような気がします。