ハイグレードなピンクコバルトカルサイトの原石。
久しぶりの入荷です。
ここまで鮮やかなショッキングピンクと見事に結晶化したコバルトカルサイトは、私も初めて見ました。
中々このクオリティは探しても見つかるものではなく、幸運な出会いでした。
ピンクコバルトカルサイトは母岩部分が大きい物が珍しくないのですが
こちらはほぼ結晶部分だけで、色も透明感も素晴らしいです。
PINK COBALTOCALCITE (方解石)
55×34×17mm
41.5g
Bou Azzer, Morocco
コバルトの成分を含むカルサイトをコバルトカルサイトと言い、鮮やかなピンク色をしているのでピンクコバルトカルサイトと呼ばれています。学名はカルサイト(方解石)のグループの中で、菱コバルト鉱(sphaerocobaltite)に分類されます。
最初に発見されたのは1877年のドイツのシェーンブルグの鉱山で、名称は球(sphere)を意味するギリシャ語の"sphaira"から来ています。コバルトカルサイトの結晶が球体のように見えるからでしょう。稀にローゼラリトやエリスライトと共に産出します。
ピンクコバルトカルサイトはショッキングピンクの鉱物なので、鮮やかなピンク色はパワーストーンやスピリチュアル系にも人気の石です。原色に近い色をした鉱物は古来より人類にとってとても貴重な鉱物で、顔料などに使用され文明の発達に寄与して来ました。色彩の人に与える影響はとても強く、鉱物の持つ色彩は実に豊かで色の持つパワーを改めて再認識させてくれます。
色石には様々なカラーの石がありますが、ピンク色の石は比較的少ないのかな?と思います。そしてとても人気が高く高価になりがち。またピンク色は女性の色でもありますが、そのため?(笑)か、男性にもマニアやコレクターがいるほど人気が高いです。つまり、みんな好きということです(笑)
ピンクコバルトカルサイトの激しいピンク色を見ていると、ピンク色はあらゆる意味で豊穣そのものだなと思います。性的なイメージの強い色でもありますが、生命を産み出す色であり、幸せな気分にさせてくれる色であり、総じて物心両面で幸せや豊かさを運んでくれる色のような気がします。その色が女性を象徴するというのは、女性は本来豊かさの象徴でもあり、幸せの女神でもあるのだと思います。豊かさについて考える時、女性が持っている資質や力はとても大きく欠かせないものだと、ピンクコバルトカルサイトの眩しいほどのバイブレーションは教えてくれます。