黒いラインのゾーニングがくっきり目立つイエローフローライト。
キューブ状の形がきれいで色も濃いです。
裏面には白いカルサイトとフローライトのゾーニングの成分と思われるキラキラと光る黒い物質が。
雲母のようにキラキラ光っています。
蛍光色になるイエローフローライトも好きみたいで、これまでお出ししています。
フローライトのイエローは太陽ではなく、惑星っぽい輝きというか。
コズミックな感じに魅かれます。
標本サイズですのでコレクションにもどうぞ。
Fluorite(蛍石)
42x27x20mm
20.1g
Moscona mine, Solis, Asturias, Spain
フローライトは熱水鉱脈や温泉地帯で産出されるガラス質の鉱物です。和名は「蛍石」と言われ、原石は実に様々なカラフルでユニークなバリエショーンがあることで有名です。原石の愛好家が多いのも特徴です。
フローライトの眩い輝きは高次元に導き、ラブラドライトのようにクリエイティブな直感を助ける石と言われています。
ラテン語で「流れる」を意味する”fluere”から名づけられたフローライト。その名の通りフローライトを見ていると水の流れを見ているような気分になります。ガラス質なので乾燥により割れやすくなります。時々保湿してメンテするとよいでしょう。
ハイクオリティな蛍石の産地でもあるスペイン。原産地のアストゥリアスは、スペインの真北にあります。こちらのような淡い水色のフローライトを産出する産地だそうです。華々しくカラフルな光を放つのがフローライトの魅力ですが、水のような透明感を持つフローライトにとても魅かれます。水晶とはまた違ったクリアな輝きは、色を取り去った石本来の輝きを見るような気持ちになります。
宇宙との結びつきが強いフローライト。同時に地球の文明化にもヒントを与えるような幾何学的な結晶構造を露わに持っている石です。その形は人の精神体のエネルギーが形状化しているとも言われます。人間の精神というものがビジュアル化された場合、フローライトのような姿になるのでしょうか。J・ダウ氏の解説では、感情体・精神体・霊体という人の持つエネルギーパターンの内、フローライトの結晶パターンは精神体のパターンとよく似ています。
イエローフローライトの場合でも、イエローの特色でもある「実用性」が出て来るようです。精神や知恵を象徴するフローライトの場合は、「実用的な知恵」という意味になるそうです。思考の明晰さ、現実的な知恵やひらめきを促すとも言えましょう。