カナダ産のユーディアライトです。
原石ですが、表面に結晶も見られる美品。
ユーディアライトの原産地はロシアのコラ半島ですが、カナダでも産出されているんですね。
調べてみた所、ケベック州キパワに産地があるようです。
カナダで発見され、スカンジナビアでスペクロライトが産出されるラブラドライトを思い出します。
ユーディアライトのルビー色と白やグリーン、ブラックなど
ユーディアライトに見られるインクルージョンももれなく入っており見応えがあります。
黒い成分はエリジン、白や薄緑はネフェリン、黄色はアパタイト、他にアルバイトも入っているのだとか。
赤い結晶の美しさだけでなく、このコンビネーションの妙がユーディアライトの個性的な所。
全体にとっても艶があるのです。
とてもパワフルで力強い石ですが、スピリチュアルな影響力もとても強い石。
握りのいい形になっていますので、ヒーリングにも使えます。
Eudlialyte
66x32x32mm
88.1g
カナダ産
ユーディアライトはスカンジナビアのロシア側にある、ラップランド地方のコラ半島で産出され、この地の原住民の間では「戦いによって流された血」という伝承があるそうです。そんな伝承を聞くと、こちらのユーディアライトの赤も大地に流された血のように見えてくるから不思議です。
ユーディアライト(Eudialyte)のeuは、ギリシャ語で溶けやすいという意味で、実際ユーディアライトは変質しやすく、乾燥が激しかったり環境がよくない所で保管されていると、劣化が早いようです。
コラ半島はオーロラが観測される地方です。北極圏に近いエリアで発見される鉱物には、比較的新しいものが多く、新しい時代のメッセージを携えて私たちの元へやって来るのではないでしょうか。
カナダ産のユーディアライトも発掘されています。ラブラドライトと同じようにスカンジナビア半島付近とカナダで発掘されるのは何か共通点があるのでしょうか。
ユーディアライトの伝説は、兵士が流した血というなんとも痛ましいものです。実際ユーディアライトには過去のトラウマを再起させるような作用があり、ユーディアライトが変容を意味するのはその変質しやすい鉱物の性質とともに、持ち主に過去の痛みを洗い流し変容を促すためだと思われます。
モザイクのような結晶はまるで尖ったガラスのようにも見える不思議。ユーディアライトは気づかない内に人の心に突き刺さったままでいるガラスの破片のようなトラウマや傷を表しているのかもしれません。その傷に気づくことが癒しの始まるなのかもしれません。
ユーディアライトは「心に突き刺さった針を抜く」石とも言われています。治療の時に一番痛みを感じるように、ユーディアライトのヒーリングは心の痛みを伴うこともあると思います。そして、レピドライト同様、とても強制力がある石です。心に突き刺さった針やガラスを放置しておけば傷がどんどんひどくなるように、たとえ痛みが伴っても、心に抱えた傷を治療することは、大きな癒しと前進への一歩となるはずです。
私自身も開店当初にユーディアライトを入荷した頃、やはり痛みを感じました。中々辛い石だなと思いました。強制力があるので、逃げれないんですよね・・・。女性性の問題は現代人にとっては普遍的なテーマですから、ショップの初めにユーディアライトのイニシエーションを通過して本当によかったと思います。単に年を取っただけなのかわかりませんが(笑)
女性性の問題を抱えていると、男女問わず異性に対する「怒り」も生まれて来ます。それは心に刺さった棘の痛みから来るのかもしれません。ユーディアライトの治療は、抱えてしまった怒りに対して働きかけるのではないかと思います。