トルコ産のスモーキークォーツのクラスターです。
スモーキークォーツも各地の違いがあって面白いですね。
土気色したクォーツは、土地の影響を強く受けている気がしてしまいます。
こちらはトルコの西アナトリア地区という所で産出されます。
トルコのスモーキークォーツの名産地のようです。
照射処理について現地の業者にお聞きした所、トルコではスモーキークォーツの処理は行われていないとか。
良質のスモーキークォーツが採れるからかもしれませんね。
透明感のあるスモーキークォーツ。
スモーキークォーツのクラスターは珍しいと言われるので希少なのかもしれません。
くっきりとした条線が美しく、裏面もセルフヒールドされています。
ファセットはほぼすべての面にレコードキーパーが見られ、浮き上がっているものもあります。
Smoky quarz(煙水晶)
43x28x24mm
18.7g
Western Anatolian Region, TURKEY
スモーキー・クォーツは和名が煙水晶でそのまんまなのですが、茶色をしているので水晶の中でもグラウンディングに適した石でもあります。古くから「悪霊払いの石」として有名で、邪気を寄せ付けず持ち主を護ります。マラウィやナミビアなどアフリカには良質なスモーキークォーツの産地があります。マラウィはエジリンの産地でスモーキークォーツと共生しているものもあります。
アメリカのヒーラーのJ・ドウ女史によると、スモーキークォーツは肉体に働きかける力がクリアクォーツよりも強く、エネルギーの影や不透明な部分に浸透しやすいとのことです。パワフルで明晰さを象徴しています。
トルコは鉱物の名産地でとても興味深い土地です。アゲートなどもとても個性的なものが採れますし、色彩も豊か。スモーキークォーツもこってりとした色味が入っており、ビターチョコレートのように照り強いです。またレムリアンシードのようなフォルムが肉感的で、スモーキークォーツにぴったり。地母神のような豊穣さとたくましさを感じます。
ジェネレーターのポイントやETクリスタルのようなセルフフィールド、全ファセットのレコードキーパーなど、トルコ産のハイクオリティなスモーキークォーツに驚かされます。
スモーキークォーツのクラスターが珍しいのはなぜでしょうか。それは自然の放射線を浴びてスモーキークォーツになるからかもしれません。アメジストのポイントのクラスターも珍しいですし、シトリンもそうです。均一に放射線を浴びるのが難しいのか、それとも浴びると変化を起こしてクラスターから離れてしまうのか。母岩部分がしっかりくっついていないとポイントはクラスターから離れてしまいます。大きな変化があると色付きの水晶がクラスターでいるのは難しいのかもしれませんね。