ルビーインカイヤナイトのルースです。
大きさの割に重い方だと思います。
ルビーインカイヤナイトのルビーは他のルビーインの石よりも濃く鈍い色をしています。
素朴な色合いが多いので、こちらのように鮮やかなものは中々レアかもしれません。
また、石化したカイヤナイトのブルーも見所です。
表面の白いのは、雲母のように光に反射します。
発色はきれいなのですが、鉄のように光を吸収する色で、強めの光を当てています。
同じ石のスフィアが南インド産だったので、こちらも南インド産ではないかと思われます。
Ruby in Kyanite
45x25x06mm
85.3cts./17g
インド(製造国)
ルビーが入った石はゾイサイトやフックサイトなど様々な石があります。ルビーはまるで女王のように自分を華やかに際立たさせる脇役を必要とする性質なのかもしれません。まさに女王様。女王気質なのですね。
ルビーインカイヤナイトは、カイヤナイトの中にルビーが入った石。両方ともかなり主張が強い石なのでパワーも倍増というか底知れない恐ろしさがあります。心臓機能を強化し血行をよくするルビーが鉄のような色をしたルビーインカイヤナイトは、ルビーの補血機能が特に強く作用してくれるかもしれません。
このような複合石はたとえば星座の境目や年の境目にシンクロするような気がします。そういう時期になぜか在庫からひょっこり現れるものです。
血を思わせるルビーの赤が、宇宙のような青いカイヤナイトの中に現れる不思議。とてもたくましく、力強さを感じさせます。地球は鉄の塊らしいですが、人の体と同じようにルビーのような血が脈々とマグマとなって流れています。カイヤナイトの知性とルビーの情熱が様々なアイディアや示唆を与えてくれそうです。