メキシコ産のピンク・ダンビュライト
薄っすらと入っているインクルージョンはパイライトです。
ほんのりと柔らかい桜色の輝きと、キラキラと反射するシャープな結晶ライン
まるでギリシャ神殿の柱のような、カテドラル感があるダンビュライトの結晶。
ヒーリングやスピリチュアルな石として人気だそうですが、私も初めて見た時から忘れられない石でした。
ダイヤ型の結晶と、神殿のような柱面を持つダンビュライトは、ギリシャ神話の女神のようです。
こちらはアクセサリーにも加工出来るお手軽サイズで、お求めやすくなっております。
ダイヤの結晶にピントを合わせると柱のディテールがぼやけ、柱に合わせるとダイヤの結晶がぼやけるのでちょっとわかりにくいかもしれませんが、とてもきれいな形の結晶です。
Danburite(ダンブリ石)
29x10x8mm
5g
San Luis Potosi, Mexico
トパーズとよく似た結晶の形ですが、ダンビュライトは底面に劈開がなく、硬度もトパーズより低いです。名前は原産地のアメリカのコネチカット州Danburyから採られました。
その輝きから、透明なダンビュライトはダイヤモンドの代わりとして用いられたそうです。
理性と感情のバランスを保ち、幅広い知性を授け、理想的な現実へと導くと言われています。天使の石とも言われ、天使界との繋がりを強めてくれると言われています。
ピンク色の輝きながら、とても知的な雰囲気を持つダンビュライト。この石の謂れも納得です。知性を象徴する色は、青や黄緑のような寒色が多く、ピンク色はどちらかというと愛情面に作用するものが多いので、ピンクダンビュライトの輝きは、私たちが一般的にイメージする知性とは違うかもしれません。それは賢明さや知恵のようなものかも。
たとえば女性が愛を通して多くの知恵や賢さを身に着けて行くように、母親が子育てを通して様々なことを学んで行くように、ダンビュライトの知恵は愛情に関して人が学ぶはずの知性であり、人類愛でもあると思うのです。
桜色の柔らかいエネルギーがガラス質の結晶により、気品にあふれた輝きを見せます。輝きの強い鉱物の結晶はいろいろありますが、ダンビュライトには独特の癒しのエネルギーがあり、鉱物標本には収まらない精神性を感じます。