真鍮そのものといった輝きのブラウンゴールドのシトリン
ザンビア産です。
ザンビアやコンゴは、大きなダイヤ型のウィンドウを持つタイムリンクのシトリンの名産地。
大地溝帯の西側にあるこの地域は緑地帯の中央アフリカに位置します。
隣国のタンザニアのモンドクォーツ以外は、アフリカであまり目立った水晶の産地を知らないのですが、シトリンやアメジストの産地は多いように思います。
モンドクォーツが入荷して以来、ザンビアシトリンが気になりまして2点入荷しました。
ザンビアシトリンは、レモンイエローを暗くしたような、蛍光色にブラウンがかった真鍮色。
色味の中に蛍光が入っている感じがザンビア産らしいなと思います。
ファセットは変形で、内部に大きな虹がよく見られます。
六角形のキーがそのまま入っていて、珍しいです。
根元もセルフヒールドされ、再結晶化が進んでおり、ダブルターミネーションになっています。
まるで魔法のワンドのような形とサイズ感。
ハンディで握りやすいですが、しっかりとした存在感があります。
CITRINE(黄水晶)
123x29x23mm
130g
Zambia
石英の中で黄色い水晶のシトリン(黄水晶)は、黄色い柑橘類のシトロンから来ています。天然のシトリンはとても少ないため、放射線処理されるものが一般的です。熱処理がされていなシトリンはブラウンカラーに近く、自然なシトリンは稀で貴重です。
古来より強力な金運をもたらす石として信じられ、商売繁盛や富を運ぶ「幸運の石」として重宝されている鉱物です。神経をリラックスさせ、ストレスから解放する力があると言われています。
アフリカの暑い日差しを浴びたようなザンビアシトリン。シトリンはいかにも太陽の国アフリカらしい石だと思います。大地溝帯エリアの石はメタフィジカルなサインを持つものが多いようで、ザンビアシトリンやコンゴシトリンには、モンドクォーツのような大きなウィンドウを持つポータルクォーツがよく見られます。ただの水晶やシトリンではない、メッセージ性のあるクォーツで、このエリアが人類発祥と深い関わりがあることから、いくつか集めてみました。
どことなく蛍光色を含んでいるザンビアシトリン。蛍光色には宇宙的な、啓発するような刺激があります。大きさの割に重く感じられ、引き締まった筋肉質の体のようなたくましさがあります。