グリーンアポフィライトに白いモルデナイトが共生した、夢見るような幻想的なクラスター。
ピンク色のスティルバイトと同じく、こちらも一目惚れで購入した石。
アポフィライトのグリーンがミントグリーンでとっても爽やか。
それにまるで雲や綿菓子のような白いモルデナイトが群生しています。
アポフィライトもモルデナイトもきれいな発色。
何よりモルデナイトの結晶がタンポポの綿毛のように丸く白く、ファンタジックなイメージは乙女心をくすぐります。
色も形もきれいなものはかなり貴重なのです。
白いモルデナイトはフワフワに見えますが、尖っていて硬く、刺さる感じです。
扱いには注意が必要ですが、脆さはありません。
Apophyllite(魚眼石), Mordenaite(モルデン沸石)
78x47x45mm
183g
Ahemadnagar, Maharashtra, India
魚眼石とも呼ばれるアポフィライト。魚の目のように白く光っていることから付いたのだとか。ゼオライトのような沸石類と一緒に産出されます。ギリシャ名の"Apophylite"は加熱すると葉っぱのように割れることから命名されました。
古来より「霊力を授ける石」として崇められ、修行や儀式によく使われたそうです。精神的な自由や直感力洞察力を高め、大きな目標に向かって進む勇気を与えてくれると言われています。
肉体的には頭部や目の疲労に働きかけると言われています。
アポフィライトはJ・ダウ女史によりますと、フローライトの一員で、クリソコラがジェムシリカに進化したように、スピリチュアル的にその上位版に当たるのだとか。アポフィライトの多様さもあって、その難しさはこの石がスピリチュアル的に進化した形態の鉱物だからなのでしょうか。近年アポフィライトがたくさん発見されているのも、今の時代に合わせて何かを教えるようにやって来ている感じがするのですが、そのメッセージはまだ解読するには難しそうです。
アポフィライトは魂レベルの癒しを与え、惑星レベルで次のステップへ進化させるとあります。フローライトが精神体の「知」の癒しを与え、その知がコンピューターのように幾何学的で現実的なものであるのに対し、アポフィライトは、現実を超えた魂レベルの「知」を象徴するのだとか。やはりフローライトの進化した形態ということで、難解さが伴います。これはもう私たちの肉体や感覚を超越した世界の「知」の癒しなので、感覚的に理解するのはもう少し時代が進み、次元の開放が進むまで待つことになるかもしれません。
アポフィライトの古くからの言い伝えでも、メンタル面での解放感やスケールの大きさを感じます。肉体に縛られた現実から、スピリチュアル的な広い視野を与えるため、その効果を自覚する時は、物事が動いた「結果」から判断することになりそうです。