マダガスカル産の貝化石です。
表面はツルツルしてて、大理石のような色合いがアンティーク。
中はまるでセメントが入ったように重く詰まっています。
オフホワイトに化石化した様はどこか年輪のような
貝なのに木のような色合いが不思議です。
海の時代を思い出すような懐かしさを感じます。
化石のコレクションとしてだけでなくヒーリングアイテムにもなるでしょう。
人類のようにかつて地球の主役でもあったアンモナイトや貝類。
テティス海に堆積した貝のカケラが石灰層を生み、カルサイトなどの鉱物が作られて行きます。
世界の石油の60%がこの時代の地層で作られているのだとか。
海の母性的な穏やかさと化石の持つ悠久の時の流れ
郷愁を漂わせる貝化石は緊張した現代の時間の流れを緩めてくれるようなたたずまいです。
Fossil Bivalvia(二枚貝の化石)
71x51x31mm
119g
Madagascar
フォッシルシェルは、化石化した貝で、貝化石、風化貝とも呼ばれています。
貝類の化石といえば古代生物のアンモナイトが有名ですが、海の古代生物が一億年もの時を経て様々な化石となって昔海だった陸地の地層から発見されています。地殻変動により海底だった場所が地上に剥き出しになった土地や、崖や斜面から現れたりします。砂漠地帯のモロッコや、アメリカのユタ州、鉱物資源の発掘が盛んなマダガスカルなどが多く流通しています。主に地表がむき出しになってる砂漠地帯です。
フォッシル・シェルは、うっとりするようなビジュアルだけで十分に魅力的ですが、化石化した貝にはリアルな海の記憶と、化石となった地中の陸の記憶が詰まっているように見えます。深い海の記憶と深い土の記憶を有しているフォッシルシェルには抗いがたい魅力があります。
星の数ほど貝にはいろんな種類がありますが、主にらせん状に渦を巻いている巻貝と、こちらのように二つの貝殻が合わさった二枚貝があると思います。なぜ貝にこの二つのまったく異なる形態があるのか不思議です。二枚貝は広げると子宮のようにも見えますし、乳房のようにも見えなくはありません。ヴィーナスのイメージとして二枚貝の貝殻で胸や陰部を隠していたりしますね。器のように広がる二枚貝に対して、巻貝は縦に伸びて行く形状。二つの貝の形はそのまま雌雄を表しているようにも見えなくもないです。
ミルク色した二枚貝の化石は海の癒しのエネルギーや女性的なイメージを喚起させてくれるでしょう。