平たく連なった面白い形のコリント産のクラスターです。
ポイントというよりはプレートのように平たく、横一列重なっています。
一番端っこはダブルポイントに成長しています。
何だか人のように見えてしまうのは、大きな二本の陰陽ツインを中心とする家族のように寄り添ったクラスターだからでしょうか。
お父さんとお母さん、そしてたくさんの子供たち
そんなファミリー感のある形に魅かれました。
もちろんコリント産ならでは透明感も。
透明度とピュアホワイトな白さを併せ持った美しい水晶です。
透明度は裏面からの方がよくわかります。
表面はフロスト、裏面は照りのある輝き。
裏面には突起のように小さなポイントが飛び出しています。
何気にレコードキーパーもびっしり入っており、柱面にもグリフが見られます。
中々ソウルフルなクォーツです。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
138x69x33mm
350g
Corinto, MINAS GERAIS, Brazil
水晶の産地のブラジル。ミナスジェライス州はレムリアンシードを始め透明度の高い水晶が採れることで有名です。中でもコリント産はそのガラスのような透明感が群を抜いています。
透明度が高い宝石のようなクォーツが採れるゼカジソウザもコリントにあり、コリントの他の鉱山からもゼカジソウザ産のようなスターシード/スターブラリークォーツが産出されます。レムリアンシードの原産地のセラドカブラルも隣接しています。
陰陽ツインとは、クオーツの先端の先が尖っているポイント(陽・男)と平たいタビー(陰・女)のツインになっているクォーツです。ソウルメイトやソウルツイン、調和や融合を表し、メッセージ性のあるクォーツに見られます。
最近平たい水晶にご縁があるのですが、とてもメッセージ性のあるものが多いです。手に馴染みやすく握りやすい形をしていたり、まるで石版のように何かを記しているような石だったり。こちらのコリント産のクォーツは、剝離面が斜めになっており、母岩に対して端っこの部分だったのかなと思います。剝離面はセルフヒールドされています。
このような形のアート作品を昔見たような気がして、とても親しみを感じたのでした。まるで飛行しているような斜めの形も、一緒に飛んでいるように見えます。集団で地球にやって来たソウルグループのようなイメージです。