北海道産のロードクロサイト。
クォーツのクラスターが母岩のロードクロサイトから生えています。
桃色が美しいロードクロサイト
ジュエリー質のものは赤く透明感のあるものですが、私はベビーピンクなロードクロサイトも大好きなのです。
母岩部分を横から見ると、帯状に渦巻いている層の積み重ねが見えます。
ロードクロサイトはカルサイトと同質異像のお仲間なのですが、カルサイトの石灰のような質感も母岩から感じられます。
薄っすらとほんのり色づいたようなベビークラスター
ロードクロサイトのピンクとクォーツのホワイトが、甘さのある柔らかいエネルギーを放っています。
Rhodochrosite, Incarose(菱マンガン鉱)
71x60x27mm
114g
北海道古平郡古平町稲倉石鉱山
ロードクロサイトの”ロード”はギリシャ語で薔薇を意味するローダス(Rohdes)から来ています。炭酸系の鉱物で、硬度が低く傷つきやすい石で塩分も含みます。この石に限って、水や塩の浄化は避けましょう。インクルージョンの黒い部分がにじんで広がったり、表面が荒れたりします。
薔薇の名前が付くように、極めて女性性が強い石です。ホルモン分泌を活性化し、鬱の症状を緩和するとも言われています。
北海道産のロードクロサイトは日本を代表する菱マンガン鉱の産地です。北海道の日本海側にある古平郡古平町沢江町に稲倉石鉱山はあります。もともと金銀銅の鉱山で二次産物として菱マンガン鉱が発見されました。当地では桜マンガンと呼ばれていたそうです。現在では閉山しています。
クリスタルワーカーのJ・ドウ女史によりますと、ロードクロサイトはニューエイジストーン。来るべき光明の時代の前触れとなる石だとか。私は肉体への作用が強い石だと思っていましたが、地球への愛を強くする石なのだそうです。生命を産み出す女性の体は自分の身体を通して地球との繋がりを感じることが多いでしょう。そういう意味での愛の石であり、胎動のような地球環境の激変と共振することを意味しているのかもしれません。ロードクロサイトの持つ強い桃色の発色、豊かな女性性は古代の女神のような溢れる生命力を感じさせます。
国内産の石は入手するチャンスが限られていて、久しぶりの入荷となります。本当は国内産の石ももっと取り扱って行きたいのですが、入荷してもマイコレになってしまいます(笑)。自分が住んでいる国の特別な石にはやはり感慨深いものがあります。関係ないですが、オーストラリアに形が似ているなと思いました。