ザンビア産のホワイトクォーツ。
珍しい石が入荷しました。
というのは、不透明なので原石で流通しているのは限られていると思うんですね。
研磨されたザンビア産のクォーツをたくさん見たことがあります。
私も持っていて、4年前にたまたまきれいだなと思ってついでに入荷したら、あまりの輝きの美しさに手放せなくなったもの。
当時マイコレにした水晶はこれだけなのですが、それがザンビアクォーツでした。
比較画像を載せていますが、形がよく似ていますよね。
研磨するときっとこんな風になるんだろうと思います。
研磨すると内側に眩いほどの輝きと、慈愛に満ちたやさしい光を持つのは、オリジナルがホワイトクォーツだからだと思います。
きれいな二等辺三角形のファセットを真ん中に持ち、両サイドのファセットが上に高くあり冠のようになっています。
中にはきれいな虹も見えます。
背面にはフジツボのような小さなバーナクルが上の方にあり、背面のこの場所はグリフも現れやすい場所。
そこに水晶に引き付けられて発生するといわれるバーナクルが出来ています。
下の方にはクラスターの後の大きなキー、サイドにはミニポイントのコンパニオンクォーツ。
底面を見ると柱面の表面が白く、芯とは色が違うのがわかります。
この表面をポリッシュしてしまうと、研磨済みのポイントのように光が現れるのではないかと思います。
不思議な優しさに満ちたクォーツです。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶)
96x36x35mm
144g
Zambia
ミルキークォーツ(ホワイトクォーツ)は水晶内のアルミニウムなどの影響で乳白色のクォーツになります。ブラジルを始め世界各地で産出されます。研磨されるとムーンストーンによく似た雰囲気の輝きになります。
持ち主を絹のような繊細でやさしい気持ちにさせ、自分や周囲に調和を生み出すと言われています。
密かにシリウスエリアではと勝手に思っているザンビア。そのザンビアで月のような白さとピュアな輝きを持つクリスタルを産出しているのは嬉しい偶然です。ザンビアの水晶は他にもウィッチ・フィンガークォーツのような超個性的なクォーツがあり、中々面白いと思います。月のイメージも魔女のイメージもどちらも女性的なもの。陰や魔といったキーワードも重なり、無関係ではないような気がします。
ショップを始めてまだ間もない頃に購入した石にザンビア産のクォーツがあり、今になってそれをマイコレにしていたのも不思議なご縁です。ルース以外でショップ用に入荷したものでマイコレになった一番古い石だと思います。どうしても手放す気になれなくて、4年もずっと見守っていてくれたと思うと感慨深いです。今こうやって改めて注目することになるとはその頃知る由もなく。つくづく石に導かれているなと思います。
ブラジル産やヒマラヤ産など名だたる産地の石が入荷しても、「ザンビア産のマイコレの方がきれいかも」と思うこともありました。研磨したものを見るとわかるのですが、他の産地の水晶よりも柔らかみのある輝きを持っています。