きれいなポイントのスピリットクォーツ。
シングルでこの長さ、大きさはとても珍しいです。
小さいものはたくさん出ていますが、大きいサイズは年々珍しくなっているとか。
人気なのかなと思います。
私もスピリットクォーツは大好きな石で、こちらのレアなサイズに釘付けになりました。
実物を見るまではぼんやりした印象の石だったのですが、ヘデンバーガイト・イン・クォーツと同じく
実際に見て印象を覆されました。
どちらも独特のエネルギーの持ち主で、直接強くアピールするタイプではなく
控え目でじんわりと沁み行っていき、いつの間にか虜になっている石たち。
それはもしかしたらクォーツの結晶の仕方が独特だからかもしれません。
スピリットクォーツは、柱面の小さな突起の一つ一つが水晶の結晶なのです。
柱面のないβクォーツで、それがびっしりとポイントに生えている。
何百個の小さな水晶ポイントを抱えているようなもの
これ一つでたくさんの水晶を持っていることになります。
付着した赤土が水晶の表皮の一部になっています。
クォーツが染み込んでいるため取れないのかなと思います。
これはシリウスアメジストにも見られたもので、柱面のβクォーツといい、シリウス系の石と共通点が多いんですよね...
とっても華やかで別次元のエネルギー体のようなスピリットクォーツ。
柱面のクォーツはあらゆる角度に先端が伸びていますので、エネルギーが放射状に広がる感じです。
じんわりと持ち主だけでなく、空間のエネルギーにも働きかけています。
Spirit Quartz, Cactus Quartz(水晶、クリスタル)
88x25x25mm
68g
South Africa
一般的にはカクタスクォーツと呼ばれていますが、南アフリカ産のものはスピリットクォーツと呼ばれています。スピリットクォーツのカラーが南アフリカで有名な洗剤「スピリッツ」の色によく似ているからだとか。偶然とはいえ、精神や(死者の)魂を意味するスピリットという名称がこの石に付けられたのは示唆的だと思います。
ブッケンハウト・ジャスパーはメロディ女史のケセラストーンやスーパーセブンなどのグランドフォーメーション・ストーンの一つに数えられています。スピリットクォーツの母岩がメタフィジカルなストーンである意味も大きいと思います。
スピリットクォーツはポイント周りに小さなクラスターが形成されているクォーツ。先端しか見えないためわかりにくいですが、ポイントはジェネレーターが多く、またその先端はカテドラルを形成しているものが多いです。そのためトライゴーニックなどの印が見られることもあります。
スピリットクォーツがただのポイント形成ではなく、クラスターに母岩の上からポイント先端までびっしりと覆われているのは、アバンダンスと同じように母岩のエネルギーが大きいからだと思います。それが証拠にスピリットクォーツのポイントはほとんどがきれいな六角形のジェネレーター(こちらは変形のジェネレーターです)、しかも先端が分かれてカテドラルになろうとしているものが多いです。そのためトライゴーニックの印が見えることもあり、この成長力がいかにパワフルかおわかりいただけると思います。
母岩がヒーラーによって特別な石であるとリーディングされているように、スピリットクォーツは見た目の素朴さからは気づかない程メタフィジ的に特別な石だと思います。複合石としてグランドフォーメーションに選ばれたのは母岩のブッケンハウト・ジャスパーですが、そこから結晶したスピリットクォーツのエネルギーも特別であることはその成長の形態からよくわかると思います。
結晶と母岩。結晶は母岩から成長します。私は母岩に魅かれることが多いのですが、母岩のエネルギーは地球と同調し、結晶は宇宙を向いているような気がします。キラキラと光るポイントのクラスター。星の瞬きのようなスピリットクォーツ。刺激的なエネルギーではありませんが、スピリットクォーツからは「調和」のイメージが浮かんできます。また、コイルに巻かれたようなポイントは、地球と宇宙を繋ぐアンテナのようなイメージです。