どこか懐かしさを誘うマスタードカラーのシトリンポイント。
ザンビア産です。
ザンビアやコンゴは、大きなダイヤ型のウィンドウを持つタイムリンクのシトリンの名産地。
大地溝帯の西側にあるこの地域は緑地帯の中央アフリカに位置します。
隣国のタンザニアのモンドクォーツ以外は、アフリカであまり目立った水晶の産地を知らないのですが、シトリンやアメジストの産地は多いように思います。
こちらは大きさの割にとても重さを感じるシトリンポイント。
ブラジル産がどちらかというと軽めなのに対し、ザンビア産は重いのかもしれません。
ホワイトクォーツも結構重かったです。
ファセットもちょっと狂っているというか...(笑)
形も面数も変わったのが多いんですよねザンビア産は。
大きなキーにはレコードキーパーみたいな印もあり。
グリフのような模様も見えます。
ポイントには欠けがありますが、アフリカやザンビア産のクォーツには珍しくありません。
表面は白く錆のかかったような趣で、ビンテージ感があり、強い光は内側にあります。
ホワイトクォーツにもありましたが、ザンビア産の特徴なのでしょうか。
どっしりとした力強さのあるザンビア産のシトリン。
ブラジル産との違いを楽しむのも一興です。
ブラジル産のシトリンが自然放射線を浴びた「結晶」という感じなのに対し、ザンビア産は「石」という感じです。
CITRINE(黄水晶)
77x29x31mm
55g
Zambia
石英の中で黄色い水晶のシトリン(黄水晶)は、黄色い柑橘類のシトロンから来ています。天然のシトリンはとても少ないため、放射線処理されるものが一般的です。熱処理がされていなシトリンはブラウンカラーに近く、自然なシトリンは稀で貴重です。
古来より強力な金運をもたらす石として信じられ、商売繁盛や富を運ぶ「幸運の石」として重宝されている鉱物です。神経をリラックスさせ、ストレスから解放する力があると言われています。
アフリカの暑い日差しを浴びたようなザンビアシトリン。シトリンはいかにも太陽の国アフリカらしい石だと思います。大地溝帯エリアの石はメタフィジカルなサインを持つものが多いようで、ザンビアシトリンやコンゴシトリンには、モンドクォーツのような大きなウィンドウを持つポータルクォーツがよく見られます。ただの水晶やシトリンではない、メッセージ性のあるクォーツで、このエリアが人類発祥と深い関わりがあることから、いくつか集めてみました。
どことなく蛍光色を含んでいるザンビアシトリン。蛍光色には宇宙的な、啓発するような刺激があります。大きさの割に重く感じられ、引き締まった筋肉質の体のようなたくましさがあります。