隕石の落下によって生まれた鉱物リビアングラス。
石と特別なコンタクトや、何か大きな啓示があった時に不思議と惹かれる、導かれる石です。
光のシャワーというより洪水のように天頂から落ちて来る、流れて来る石。
こちらはドロップカットのリビアングラスのルース。
まるで天の川を閉じ込めたような、星々の輝きが見えます。
リビアングラスには、光の柱のようなものを天頂から降ろす威力があります。
光の通り道であるボディのセンターに位置するペンダントに打って付けだと思います。
Inpactite Libyan Glass(リビアン・ガラス、天然ガラス)
27x16x4mm
13.3cts./2.6g
Libyan Desert, Egypt
リビア砂漠に落下した隕石衝突によって生まれたと言われるリビアングラス。空中爆発によって生成されたのか、それとも衝突したのか、その起源について最近になって新しい研究成果が発表されたようです。
ツタンカーメンのスカラベのパワーストーンは、隕石衝突によって生成されていた
豪カーティン大学のアーロン・カボジー博士らの研究チームは、リビアングラスのサンプル中にあるケイ酸塩鉱物の一種「ジルコン」を分析し、隕石衝突によってのみ生成される高圧鉱物「レイド石」がかつて存在していたことを突き止めた。この研究成果は、2019年5月2日、米国地質学会(GSA)の学術雑誌「ジオロジー」で公開されている。
隕石衝突によっても、空中爆発でも、砂漠の砂が溶解し、再び固まって、リビアングラスのようなガラス質の物質を生成することは可能だが、高圧鉱物は、隕石衝突による衝撃波によってのみ生成される。つまり、リビアングラスに高圧鉱物であるレイド石がかつて存在した痕跡があることは、リビアングラスが隕石衝突によって生成された証といえる。
リビア砂漠の砂がとても純度の高い珪素を含むケイ砂であったため、高熱によって水晶のようにガラス化してリビアングラスが生成されました。もしこの砂漠に落ちなかったら、ガラス質にはならなかったかもしれません。
ツタンカーメンの墓からスカラベの彫刻で発見されたリビアングラス。ガラスの製造技術がなかった時代に貴重な装飾品として王の墓にふさわしい素材として利用されました。このスカラベのリビアングラスは蛍光色が強く、リビアングラスの神秘的な輝きが尊ばれたのがわかります。
普段の日常生活の範囲においては、リビアングラスのような隕石が運んできた宇宙のエネルギーを実感することは稀だと思いますが、自分の意識の扉が開いた時、多次元の世界を感じた時、リビアングラスのエネルギーがとてもパワフルなことに気づくでしょう。
リビアングラスはリビア砂漠の砂から生まれたものですが、リビア砂漠の動画を見た時、砂粒がほぼ水晶のようだったことに驚きました。リビア砂漠はケイ砂と呼ばれる純度の高い珪素を含む砂の集合なので、水晶(石英)にとても近いんですね。生き物を拒絶するかのような荒廃した土地に見える広大な砂漠が、美しい石英の土地であることにびっくりします。
そしてリビアングラスはそのような石英質の砂地に熱を持った隕石が落下したからこそ、砂漠一帯がガラス化した。宇宙からやって来た隕石の衝突場所が元々石英質の土地であったことから生まれたリビアングラスは、まるで宇宙と地球のエネルギーの幸せな結婚のようです(笑)
リビアングラスは表面にデコボコした網目のような模様が出来ますが、まるで神経細胞のようです。ちょうど何か大きな啓示やコンタクトを受けた時、脳に電気が走ったようになるのは、神経細胞が強い刺激を受けるからかもしれません。
リビアングラスには稲妻のような強い光のイメージがありますが、フルグライトのような砂の化石もリビア砂漠に落ちた雷によって生まれたもの。ケイ素をたくさん含んだリビア砂漠だからこそ大きな電気エネルギーを受け止め、鉱物を生むことが出来たと言えるでしょう。宇宙空間を飛来するエネルギーが記憶された石と言っていいかもしれません。