ペルー産のジェムシリカの原石です。
ジェムシリカの原石は地層のように層状になっており、その隙間に結晶が生まれます。
塊状の結晶は、まるで胞子のようにクォーツに包まれ、菌類の世界のような生命力を感じさせます。
とっても鮮やかなペルー産のジェムシリカ。
こちらは入荷したのは3年程前で、すっかり気に入ってしまって手放せませんでした。
貴重な秘蔵っ子のリリースです。
結晶部分のドゥルージーがダイヤモンドのようにキラキラ、チラチラと瞬きます。
黄緑色の成分も見え、クリソコラ以外の成分も入っているようです。
癒しの力がとても強く、ジェムシリカには溜まっている感情を洗い流す力があるようです。
心の底に眠っている自分でも気づかなかった感情を刺激し、洗い流して癒してくれるようです。
Gem silica - Chrysocolla & Tenorite
56x40x29mm
48g
Acari Mine, Caraveli Province, Arequipa, Peru
ジェムシリカはクリソコラやマラカイトに珪酸(シリカ)成分であるカルセドニーやクォーツが染み込んで強度が硬化されたものをいいます。カルセドニーが染み込んでいるものはクリアでアゲート質になります。クォーツ化したものはより硬度が高くなります。
それぞれ「クリソコラ・カルセドニー」「クリソコラ・クォーツ」などとも呼ばれ、ジェムシリカはその中でも宝石質の美しさを持つ特別な石を指します。
ジェムシリカはアリゾナやペルーなど現在のところアメリカ大陸でしか採取されていない希少石です。類似した天然石に同成分の複合石であるクォンタムクアトロシリカがあります。石の定義や解釈は発掘現場と流通市場によって異なることもあります。
女性性の石と言われるクリソコラを結晶化させたジェムシリカ。クリソコラの持つ潜在的な力をクォーツによってパワーアップさせた感じです。癒しのエネルギーも人への作用もより強くわかりやすく響くでしょう。
これまでターコイズが担っていた古い時代の役割がクリソコラに遷移していると言われており、その中でもジェムシリカは新しい地球の未来を率先して牽引している印象があります。豊かな母岩から多くの成分が混じりあい結晶するクリソコラ。宇宙から見た地球のようなイメージをふんだんに持つジェムシリカは、私たちに美しい地球の姿を思い出させダウンロードさせるのかもしれません。
ジェムシリカは現在の所ペルーやアメリカのアリゾナ産に限られており、カリブ海を挟んで環太平洋造山帯に位置します。火山活動や造山運動が盛んなエリアで鉱物も多く生成されたのでしょう。日本も反対側の環太平洋造山帯に位置します。次世代の石とも言えるジェムシリカの産出スポットは現在地殻変動が活発なエリアであり、環太平洋造山帯の活動が次の時代の新しいゲートになるのかもしれません。ジェムシリカのメッセージはいわば次の時代の扉の鍵のようなものかもしれません。