スモーキーファントムが入ったアメジストのハーフポリッシュ。
ファセットと底面が研磨されていますが、柱面はざっくりキーが入ったレアなポイントポリッシュ。
ラインが見える程の帯状のファントムが素晴らしい逸品ですが、輝きがとってもフェミニンで驚いてしまいます...
とても優美でまるで女神のように優雅さと、紫ならではの色っぽさがあって。
とても不思議な石です。
アメジストの紫が濃い部分は限られており、水晶に薄っすらと入っているのだと思われますが、なぜこんない神々しいのかと思います。
もしかしたら、はっきりと見えるファントムに秘密があるのかもしれません。
石のスピリッツが内在しているのかも。
柱面の全てに入っているキーも普通じゃありません。
アメジスト・シードに近いものがあります。
形もよく似ています。
アメジスト・シード トライゴーニック シェブロン ブラジル産 123g/ ヒーリング・水晶原石
研磨されているのにすごいです。
研磨されることでより石の内面が露わになって、こちらに訴えかけて来るものがあるのかもしれません。
Amethyst (紫水晶)
55x48x43mm
129g
Brazil
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。パープルの色が濃いほど貴重で、熱処理をすると黄色になりアメトリンやシトリンと称して流通していたりします。
古代より多くの宗教で紫は高貴な色として見なされていたため、アメジストも同様に高貴な人々に愛されて来ました。世界各地で産出されますが、良質なものが採れる南米やナミビア産が有名です。
毎年のようにいろんなタイプのアメジストが市場に入って来るようになり、とても刺激的です。私自身がアメジストに強く惹かれ出したのもありますが、メッセージ性の高い鉱物だなと思います。自然放射線の影響で紫色に色づくわけですが、地殻変動によってなぜ放射線が生まれるのか、その時どのような活動や星からの影響があったのか。そう考えるとアメジストは元々スピリチュアリティが高いクリスタルなのかもしれません。
自然放射線の影響はスモーキークォーツやシトリンにもみられます。やはりスモーキークォーツも特別な石だと思います。アメジストの場合はいろんな結晶になるので、メタフィジ的なサジェスチョンも多いのかもしれません。
南米で多くのバラエティーに富んだアメジストが産出されていますが、いったいこの土地は昔何が起きたのか、どうなっているんだろうと思います(笑)